
余分なものが
全部
取れたら、
金色の柱
のみが
残った。
全く
揺らぐ感覚の
ない、
安定した柱。
なんだ、
答えは
わかっていたじゃ
ないか、
最初から。
彼はそう
呟いた。
何を私は
迷っていたのか?
いや、
迷ったふりを
していたのか?
ここまでの
時間を
返してほしい、
と
自分に
言いたいですよ。
と、
それでも
笑いながら
彼は言う。
そう。
私達の心には
余分なものが
いっぱい
ついていて、
それらに
よって、
余分なことを
考え過ぎ、
まるで自分が
迷っているかの
ように
感じ取って
しまう。
が、
本当は
何も迷いは
なかった。
それを
実行に移す
だけだったのだ。
人生の
浪費、
とは言わない。
そういった
ことも含めて
全ては
学びだから。
でも彼は
言い張った。
いや、
これは
浪費です。
本来、私には
こんなことに
時間を費やしている
余裕など
ないのですから。
彼は
透き通った
目で
まっすぐ私を
見つめなから
やはり
笑顔で
語った。
彼は
本来の焦りを
感じ取り
始めた。
が、それは
彼にとっては
大きな
前進だ。
それ自体が。
だから
今は
笑っている。
が、
彼は
顔を引き締めた。
ここから、
私への本当の
サポートを
お願いします。
と。
望むところだ。
つづく