すぐに帰るよ

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高い山頂
から
眼下を見降ろす。

遠くに
街並みが
霞んで見える。

あそこから
来たんだな。

遥か遠くから
来たな。

よくここまで
来れたな、

思う。

あの中に
埋没している
時は
気がつかなった
が、

いつの間にか
空は
こんなにも
澄むように
なったのだ。

以前よりも
濃くなった。

山の上に
いるからでは
ない。

空の本質が
変わりつつ
あるのだ。

それを
知ることが
できただけでも
ここまで来た
甲斐がある。

私はあえて、
埋没
を選んでいる。

こうやって
全体を俯瞰する
次元も
大切だが、

あえてそれを
最低限にし、

できるだけ
長い時間
埋没するように
している。

そこまで
集中して初めて
成せることが
ある。

突破できる
ことがある。

そのためにも
できるだけ
早く、
私はあそこに
戻らねばならない。

まぁそう
言わず、
もう少しのんびり
セーよ。

と、
誰かの声が
聴こえる。

きっと
私自身の声
なのだろう。

いや、
そうはいかんよ。

私はすぐに
帰るよ。

つづく

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