
航海を
続けている。
ずっと。
いろんな海を
渡ってきたが、
今はとても
激しい海だ。
あらゆるものを
拒絶している。
世界全体を
拒絶している
ようだ。
しかしそれは
健全だな、
と思う。
今の世に
対して
怒りを覚えない
方が
不健全だ。
怒りをそのまま
開放し、
その怒りの
根源である
願いを
見つけ出す。
そしてその
願いに基づいた
怒りのままに
自分の人生を
邁進させて
いく。
今の世で
最も必要なこと
ではないか。
だから、
この激しく
荒れた海に
私はそのまま
身を委ねたい。
私が海に
溺れることは
ない。
むしろ
海に放り出されても
海と
一つになろう。
そして
私自身も
荒れ狂おうでは
ないか。
・・・・・・
あなたの
中にある
怒りは、
きっと
尊いものだ。
願いの怒り。
真本音の
怒り。
怒りを
鎮めようなどと
思っては
ダメだ。
むしろ
その怒りは
開放してこそ
価値がある。
意味が
ある。
きっとあなたの
道を
示してくれるよ。
つづく