 
        海とも山とも
つかぬ
まだ
形になる前の
「大自然」
が
眼前にある。
気がする。
まだ
形がないので
何も
見えない。
見えないが、
すごい
存在感だ。
存在が
そのまま
こちらに
ワーッと
襲いかかってくる。
が、
それが実に
心地良い。
・・・・・・
形になる
前の
存在。
そのもの。
これが
いわゆる
「実在」
だ。
残念ながら
私達の脳では
実在を
実在のまま
キャッチするのは
難しい。
多少の変換を
交えながら、
自分の脳に
合ったやり方で
私達は
感じ取る。
それが
イメージ的に
くることも
あるし、
音響のように
くることも
あるし、
ただ、
感覚のみで
くることも
ある。
だが
いずれにしても
すごい
存在感だ。
そりゃそうだ。
実在
だからだ。
「実在」と
言われる所以は
そこにある。
・・・・・・
それに比べて
私達が普段
目にしている
現実、
つまりは
「現象」
とは、
なんと
淡いものか。
儚くて
今にも
消えそうに、
私には
感じられる。
実在を
感じ取れる
ようになれば、
現象の薄さが
わかって
しまうのだ。
だからこそ
あえて
実在を感じ取れる
自分に
なれたとしても、
感じることに
ブロックをし、
あえて感じない
ままに進む、
という人は
多い。
多い、
というか
多かった、
と言うべきか。
しかし
ここからは
ちょっと様相が
変わってきた。
あえて実在を
感じ取らずに
進む、
という状態では
対応しきれない
世の中に
なってきたのだ。
だから、
実在を感じ取る
という
本来の能力を
思い出そうと
する。
そういった人が
急増しており、
そういった
サポートも
随分と
増えてきた。
もう、
顕在意識レベル
でも、
実在を認識
しながらでなければ、
辛すぎる
のだ。
もっと楽に
スムーズに
進むためにも
一人でも
多くの人に、
その本来の能力を
掘り起こす
お手伝いを
したいと、
私は今強く
思っている。
つづく


