背後から
くる
その気配は、
よく私を
脅かす。
だから、
恐怖に
かられて
思わず
動いてしまう。
ということが
よくある。
でも、
それで
いいんだ。
・・・・・・
自分で
自分を
動かすための
方法は
いくつもある。
自分の動き
に
正確さが
かなり必要な
時には、
むしろ、
顕在意識を
ゆとりの
ない状態
に
陥れる。
ゆとりが
なくなれば
必死に
なるので、
その
必死さだからこそ
生まれる直観が
あり、
それが
正確な動きに
繋がる。
そのように
自分を動かす
ためなら、
私は結構、
ひどいことを
私自身に
する。
私自身に
恐怖を与える
こともあるし、
時には
私自身を
騙すこともある。
・・・・・・
だが、
どのような
きっかけで
そのような行動を
とったか、
は
どうでも
いいのだ。
大事なのは、
正確に
私の真本音の
行動を
現すこと。
正確に
実在を現象化
させること。
そのためで
あれば、
私は私を
ビビらせる。
・・・・・・
ある時、
凄まじい
不安感に
襲われた。
生きることの
すべてが
不安となった。
これは
尋常ではない、
と
思った。
自分では
もう
どうしようもなかった
ので、
私は
諦めた。
ただその不安に
抗わず。
むしろ
自らそこに
埋没するように。
・・・・・・
その不安は
今でも
ここにある。
今でも
埋没できるし、
やろうと
思えば、
どこまでも
深みにハマれる。
この状態を
しばらくは
維持するの
だろう。
理由は
何となく
観えてきた。
そう。
もうすぐ、
「始まり」の
瀬戸際に
立つのだ。
そこで
きちんと
始められる
ように。
過去の
経験からの
自信を持った
行動を、
絶対に
とらないように。
そのために
不安の塊
として、
私は
そこに立つ。
つづく