あの竜巻は
もう
過去のもの
となった。
しかし、
今の私の
中には
確かに
残っている
のだ。
だから
苦しくなる。
思い出す
だけで
体の体温が
上がる。
・・・・・・
この状態から
脱け出るには
あと
どれくらいの
時間が
必要だろう?
何をすれば
良いのだろう?
さっぱり
わからない。
でも
ここを
脱け出さないと
次がないことは
わかる。
・・・・・・
天上から
垂直に
光が
落ちてくる。
光の
一本の線と
なり、
私の脳天を
貫いた。
それは
そのまま
私の
中心軸と
なった。
中心軸は
強く
輝いているが、
それは
今の私には
ちょっと
強過ぎる。
だから
キツい。
・・・・・・
大地からも
きた。
何か
言いようのない
エネルギーの
束のような
塊が、
下から
私を襲う。
私はその
巨大な
エネルギーに
呑み込まれ、
アップアップ
する。
わかって
いる。
すべて
必要なことだ。
だから、
とにかく
必死に
力を抜く。
委ねる。
・・・・・・
想像せぬ
斜め方向からも
きた。
その強い
エネルギーの
圧によって
ついに私は
倒れた。
そしてもう
起き上がれない。
そのうちに
体の感覚が
なくなった。
その時点で
ようやく
理解した。
立っていよう、
と
し続けた
こと。
それ自体に
意味が
なかったのだ、
と。
私はもう
立っていなくても
よかったのだ。
もっと全身
全霊で
委ねれば
良かったのだ。
・・・・・・
ふと観ると、
あの竜巻が
私の
目の前に
あった。
それは
過去のものの
はずだが、
でも
確かに
ここにある。
私は
合点した。
竜巻を
私が浄化する、
という
かつての私の
選択を
もうやめよう。
私はただ、
その
竜巻に
委ねた。
何の抵抗も
なく。
そして
竜巻は
完全に
消えた。
つづく