何としてでも止めたいのに

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正直に言おう。

 

私には

決して癒えることのない

悲しみがある。

 

私自身のこと

ではない。

 

この仕事をしていると、

「止まってしまう人」

どうしても

見ることになる。

 

人が

自分の人生を

止めてしまう。

 

それは

自殺という

わかりやすい例

だけでなく、

 

心も体も

実際には

生きているのに、

しかし

ほぼ死んだのと同じくらいに

 

人生を

止めてしまう。

 

進化を

自ら拒絶する。

 

人生の目的を

破棄する。

 

自分の真の幸せを

放棄する。

 

・・・そう決めて

止まってしまう

人がいる。

 

数としては

ほんの数えるくらいの

ものなのだが、

 

それでも

そのような状態に

なってしまう人を

見ると、

 

それに対して

他者は何もできず、

 

何もできない

という事実を

見ると、

 

私は

あまりにも深い

悲しみに落ちる。

 

そして

わかるのだ。

 

この悲しみは

ずっと癒えることは

ないな、と。

 

・・・・・・

 

今。

 

かつてないスピードで

進む人は

急増している。

 

嬉しいことに、

私のクライアントさん達は

皆、

とてつもない魅力を

高めながら

 

前に前に

進んでいる。

 

しかしその一方で、

クライアントさんの

周りには、

 

まるでその反動の

ように、

 

止まってしまう人が

出る。

 

先ほど書いたように

数としては

ほんのわずかなのだが、

 

それでも、

たまに

そんな人が出る。

 

その人に対し、

もちろん

私のクライアントさん達は

最大のサポートをする。

 

時には

私も直接

サポートする。

 

しかし。

 

人が人にする

サポートには

「限界」

がある。

 

その「限界」とは、

能力的な限界という

意味もあるが、

 

「他者がこれ以上

その人を助けてはならない」

 

という

言ってみれば

尊厳上の「限界」も

ある。

 

もしその「限界」を

踏み越えてしまえば、

 

サポートする側も

される側も、

 

その後に

とてつもない「不調和」が

待っている。

 

例えば、

とてつもない

依存

とか。

 

とてつもない

禍根

とか。

 

とてつもない

混乱

とか。

 

だから、

サポートには「限界」が

あることを知り、

 

その「限界」を

きちんと守ることこそが

真の「サポート」なのだが、

 

でも正直私は

止まってしまう人を

見るたびに、

 

あぁ、私に

魔法が使えたら。

 

思ってしまうのだ。

 

しかも私は

その人の

心と魂の痛みや苦しみを

そのまま

感じ取ってしまう。

 

時には

本人は麻痺して

痛みを感じなくなって

しまっていても、

 

私はその

麻酔薬が切れてしまった

かのような、

 

阿鼻叫喚のような

 

その人の苦しみや

悲しみを

あるがままに

受け取ってしまうのだ。

 

そしてそれを感じる時、

私自身も、

 

あぁこれは

癒えることはないな

 

と実感するほどの

深い悲しみに

落ちる。

 

これは

どうしようもない。

 

私の宿命だと

思って

あきらめている。

 

この悲しみは、

次のエネルギーに

転化できるような

生易しいものではなく、

 

目を閉じれば、

いつも

私の背後にあり続ける

ものだが、

 

この仕事を

始めた時から私は

そこは

あきらめている。

 

この悲しみは

ずっと

増え続けるのだろう。

 

でも

それをすべて

受け入れながら進むのが

私のすべきこと

なのだろう。

 

結局はいつも思うのだが、

 

そう思えるところまで

私は

とことん、自分を

悲しませてあげることに

している。

 

・・・・・・

 

こういうことを

ブログに書くのはどうか

とも思うのだが、

 

なんか今は

書いた方が良い気がして

書いてしまった。

 

かつてないスピードで

進もうとしている人が

急増する一方で、

 

自分の人生を

止めてしまおうとする

人も

 

今は、

 

一人、また一人と、

増えている。

 

私は

これを

止めたい。

 

何としてでも。

 

でも。

 

人間としてできる

ことには

 

限りがあるんだ。

 

私達は

人間なんだ。

 

つづく

 

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