本当に
高いエネルギーとは
静謐である。
一見すると
「無」に見えるくらいに
何もないのだが、
しかしそれは
あらゆる色が
合わさることで、
光が無色透明になるのと
同様である。
声を
張り上げたり、
体を
震わしたり、
周りに
鼓舞したり、
・・・そういった
表面的な激動は、
エネルギーの小ささの
現れと
見ればいい。
だから
静謐のまま
進めばいい。
着飾る必要など
ない。
そのまま
行けばいい。
・・・・・・
今やろうと
していることが
あれば、
それを
やればいい。
理由づけは
要らないし、
結果も
気にすることは
ない。
良い結果が
出ても
悪い結果が
出ても
それは
一時的なもの。
人生のどの瞬間を
切り取るかに
よって
「良い」「悪い」
という解釈が
変わるだけ。
私達は
未来を予測し
結果を気にしながら
心が波打つが、
心は
波打つそのままに
しておき、
何の修正も
対策も加えず、
ただ
最初に自分が
思ったことを
思った通りに
すればいい。
それの連続
としての
人生を歩めばいい。
・・・・・・
本当は
すべてをわかって
いるのに、
本当に
何もわからない。
それが
我々人間だ。
それでいい。
それでこそ
人間でいる
意味がある。
何の
修正も対策も
要らない。
静かに
そのまま
進めばいい。
つづく