一つになることで、すべてがどんどん晴れ渡っていく

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木村さんと弓江さんの二人コーチング。

このままでは新規事業プロジェクトはダメになる、

という二人の危機感が

実は、根底にあることが明らかになりました。

そして、それを打開するためには、

根本的改革よりも、もっと簡単な何かを変えることが

重要である、

ということがわかりました。

(→前回記事)

 

「で、その方策は、

そろそろ弓江さんの中から

出てきそうですよ。」

 

「えぇ? 私からですか?」

 

私達は「一つ」になっていました。

そうなるともう、次に誰から発想が出るか?が

手に取るようにわかるのです。

 

私は弓江さんから、

「答えがわかりました」という空気感を

受け取っていました。

だから弓江さんに振ったのです。

 

「弓江さん、まずは表面的なことでよいです。

新規事業プロジェクトチームに関して、

何に違和感がありますか?」

 

「そういうことでしたら、

さっき木村リーダーが言われたことが

とてもしっくりきます。

つまり、真剣な人とそうでない人の差が

出始めているということです。」

 

「それは、弓江さんも感じるのですね。」

 

「はい、感じます。

さきほど木村リーダーがそう言われて

その通りだ、と思ったんです。」

 

「ではなぜ、真剣な人とそうでない人の差が

広がっているのでしょうか?

木村リーダーのリーダーシップに問題あり、

ということではなく、もっと表面的な問題は

ありませんか?」

 

しばらく弓江さんはじっと考えていました。

そして、ハッと頭を上げました。

 

「ペアが良くないです。」

 

弓江さんの説明によると、

新規事業プロジェクトは多くの場合、

二人ずつのペアを組んで

仕事に取り組んでいるようです。

 

その組み合わせが良くない、と

弓江さんは言っているわけです。

 

「今のペアは木村さんが

お考えになったのですか?」

 

「はい、そうです。」

 

「どのような視点から考えられたのですか?」

 

「2点から考えました。

一つは、能力面でお互いに補完し合えるかどうか?

ということ。

もう一つは、お互いに気が合いそうかどうか?

ということです。

私は、ベストの組み合わせだと思っていたのですが・・・。」

 

すると弓江さんが言いました。

「確かに私も、いい組み合わせだなと

思っていました。

でも、今ふと、違和感が出たんです。

なぜでしょうか。」

 

私は問いました。

「木村さん、今ここで改めてペアの組み方について

考えると、どんな感覚がします?」

 

「不思議なことに、

私も違和感しか出てきません。

なんででしょう?

理由がわかりません。」

 

この一言で私は

合点がいきました。

 

すべての意味がわかった気が

したのです。

そして、今回のこの二人コーチングの

真の意味もわかりました。

 

ようやく私の心の中が

スッキリと晴れ渡りました。

 

「なるほど、そういうことなんですね!」

 

と、今度は私が叫びました。

 

二人はキョトンとしました。

 

つづく

 

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