出会いというものは

必然です。

 

しかし

出会いというものは

相手のあることです。

 

自分だけの思うままに

行われるものでは

ありません。

 

たとえ自分自身の

真本音度合いが

高まったとしても、

次元が上がったとしても、

相手の準備ができていなければ、

出会いは起こりません。

 

自分の準備と

相手の準備が

きちんと完了した上で

初めて実現するもの。

 

それが

出会いです。

 

そういった意味で、

出会いとは

悦びです。

 

真本音レベルでの

深い悦びです。

 

ところで、以前に

次のようなご質問を

いただきました。

 

「本当は

出会ってはいけない人との

出会いというのは

あるのでしょうか?」

 

はい。

 

実は、

本当は出会ってはいけない人との

出会いは

実際にあります。

 

例えば、準備という視点で

言えば、

まだお互いの準備ができておらず、

本来であれば

真本音レベルでは

まだ出会いたくないと

思っているにも関わらず、

出会ってしまった

というケースはあります。

 

本来であれば、

お互いの真本音度合いと

次元がある一定以上に高まり、

そこで出会うことで

お互いが調和し

相乗効果によって

人生展開が加速する、

・・・そういった相手であったとしても、

タイミングを外した出会いをすることで

不調和が起きてしまいます。

 

すると、

その人のことを

嫌いになります。

苦手意識が出ます。

 

本来であれば、

その人ほど相性の合う人はいない

というくらいの相手であったとしても

嫌いになり、

足を引っ張り合うのです。

 

実は、

そういったケースが

とても多いのです。

 

特に見られるのが、

経営幹部さん同士。

 

本来であれば、

相乗効果を発揮するはずの

縁のある人同士が

共に会社を運営するのですが、

出会いのタイミングのズレが

すべてをずらします。

 

幹部さん同士の

仲が悪い、

というケースはどこでもあること

ですが、

そのうちの何割かは、

そういった

「出会うタイミングを間違った」

ことによる不調和です。

 

なぜタイミングを

間違ってしまうかと言うと、

簡単に言えば、

その人が真本音通りに

生きていなかったからです。

 

日々、

自らの真本音を無視した

動きを取り続けることで、

人生のありとあらゆる

タイミングが

真本音の望むものと

ずれ始めます。

 

その中で起こる一つの現象が

タイミングのずれた出会い

なのです。

 

しかし、

そういった出会いをしてしまい、

不調和が起きたとしても、

その人同士は

もともとご縁のある人同士ですので、

実は

修正は効くのです。

 

顕在意識レベルでは

誰がどう見ても

仲が悪く、

お互いがいがみ合い

打ち消し合い

エンティティを出し合っている

そんな関係でも、

根本的な改善が

できます。

 

その方法は

極めてシンプルです。

 

お互いの

真本音度合いを

高めればよいのです。

 

真本音度合いを

高めた上で、

お互いが

「本当に向き合う」

という状態を創ります。

 

それにより、

徐々に関係が改善したり、

時には、

一気に相乗効果を起こす

本来の関係に

戻れたりします。

 

「この会社の

経営幹部のAさんとBさんの

不仲がなくなり、

お互いが協力し合えるように

もしなれたとしたら、

どれだけこの会社は

盤石になれるだろう。

何とかなりませんか?」

 

・・・というご相談は

本当に多いです。

 

その場合、私は、

そのAさんとBさんの

真本音レベルのつながりを

確認します。

 

真本音レベルで、

距離が近すぎたり、

本来は出会うべきじゃなかった

人同士が

無理に幹部をされているのか?

 

それとも、

ただ単に、

出会いのタイミングのズレが

引き起こしている不調和なのか?

 

後者の場合は、

かなりの確率で

関係改善ができます。

 

それによりその会社は

本当に盤石になり、

次のステージに進むことが

できます。

 

しかし本当は、

出会うべきタイミングで

出会うのが一番。

 

そのためにも、

私達一人ひとりが普段から

一日一日を大切にしながら

丁寧に

自らの真本音に素直に

生き続けることですね。

 

つづく