まるで

ダムが決壊し、

溜まっていた大量の水が

放流されるかのように、

 

人生の展開が

急激に変わる

ことがあります。

 

それまでの人生は、

「水を貯蔵するため」

のもの。

 

そして、

これからの人生は、

これまで溜めたものを

「一気に放流(開放)するため」

のもの。

 

「貯蔵期」から

「放流期」への

移行は、

ある日突然来ます。

 

多くの場合、

まったく

その予告も気配も

ありません。

 

昨日までとは

明らかに異なる

人生展開が

急に始まるのです。

 

・・・・・・

 

その人生展開の

変化の激しさに、

多くの人は

戸惑うでしょう。

 

最も注意すべきは、

「放流期」に

入っているにも関わらず、

「貯蔵期」と同じ

生き方(行き方)をすること。

 

放たれた水の流れに

自分の身を

委ねてしまえば

よいのですが、

それをせずに

ずっと同じ場所に

留まろうとしてしまう

人が結構いるのです。

 

しかし当然ですが、

ダムは決壊したので、

同じ場所に

留まることは不可能です。

 

しかしそれでも

足を踏ん張るので

バランスも態勢も

すべてが

おかしくなります。

 

下手をすれば、

自ら放った水の流れに

溺れてしまうでしょう。

 

大切なのは、

 

「私は

昨日までとは

違う自分なんだ」

 

と自覚すること。

 

「私の人生は、

昨日までとは

違う人生となったのだ」

 

と受け入れることです。

 

・・・・・・

 

なぜこのようなことを

書くかと言いますと、

今、

非常に多くの人が

この「放流期」に

入ったからです。

 

もしくは、

入ろうとしている

からです。

 

これは

世の中全体の潮流と

言ってもよいでしょう。

 

そして、

真本音度合いの

高い人であればあるほど、

放流の度合いが

激しくなりますし、

 

「放流」したと思ったら、

それも実は

「貯蔵」の段階で、

さらにその後、

激しい「放流」が起こり、

 

しかし実は、

それすらもまだ

「貯蔵」の段階で、

さらにさらにその後に

激しい「放流」が起こり、

 

でも実はまだ

それすらも「貯槽」段階で

さらにさらにさらに

その後に激しい「放流」が・・・

 

・・・というように、

止めどのない

放流の放流の

そのまた放流の・・・

が起こり続けます。

 

そして

悟ることになるでしょう。

 

あぁそうか、

自分のこれまでの人生は

今のこの

「放流」をきちんと

迎えるためにあったのだな、

と。

 

つまり、

ここからが

本番なのです。

 

・・・・・・

 

「放流」を

怖い、などと

思っている暇は

ありません。

 

「放流」は私達が

何を思おうとも、

勝手に為されます。

 

ある意味、

私達はそれを

諦めて、

それに抗わず、

身を委ねましょう。

 

それさえできれば、

あとは

これまで体験したことの

ないような

悦びと充実感と

楽しさが

満ち溢れてくるでしょう。

 

人生の

醍醐味は

ここからです。

 

つづく