私達人間にとって
最も悲しいことの
一つは、
自分で自分を
傷つける
ことです。
その中でも特に
きついのは、
自分の魂を
傷つけること
です。
魂を傷つけるとは、
命を傷つけることと
イコールです。
それは
人生を終えてしまう
とか、
そのレベルの話ではなく、
命そのものを
ダイレクトに
傷つけるもの。
すると、
その人本人の
命だけでなく、
他の人々の命も
同様に
傷つけられることに
なります。
なぜなら
私達は
高い次元においては
「一つ」
だからです。
・・・・・・
魂を傷つける
最たるものは、
自分の人生を
放棄する
ことです。
人生の放棄とは、
怠けるとか
そういった表面的なことでは
ありません。
真本音のレベルで
言えば、
私達は生まれる
その瞬間に
自分自身と一つの
「約束」をします。
その「約束」を
果たすことが
自分の人生を
生きることであり、
自分の人生の意味
そのものとなります。
その「約束」を
放棄すること、
それが
人生を放棄することの
本質です。
それをした瞬間から、
その人はもう
その人では
なくなります。
自分ではない
自分。
ということは、
大袈裟に言えば
自分が存在していない
のと同じ状態になります。
もちろん、
魂レベルの話です。
しかし、
そうなった場合、
その人は
「空虚」そのものと
なります。
「空虚」
つまりは、
「何も無い」
そして
「虚無」。
その人の中心にある
魂は姿を隠し、
その人は
虚無を中心に据えて
心を動かすように
なります。
ですから
何をしても、
何を目指しても、
何を達成しても、
何に喜んでも、
すべてが
空虚です。
私は
そういった人と
出会ったり
向かい合ったりすると、
涙が止まらなく
なります。
もちろんその場で
涙を流すことは
しませんが、
帰宅してから一人で
泣き続けます。
朝まで
泣き続けることも
ざらにあります。
実は
今もその涙が
止まりません。
とても
悲しいです。
・・・・・・
人は
自分を救うことは
できないのでしょうか。
いえ、
もちろんできますし、
そういった現場を
私は数え切れないくらいに
観てきましたし、
体験もしました。
でも、
そうではない人も
確かにいます。
悲しいことですね。
悲しいですが、
私はやはり
私にできる最大のことを
し続けるのみです。
今日できる
最善を尽くす。
その連続
だけですね。
つづく