怖がりなのは

良いことだ。

 

怖がりだからこそ

悪い意味での無茶

をしなくなる。

 

怖がりだからこそ

足元に目がいく。

 

ちゃんと一歩一歩を

慎重に

真剣に

進もうとする。

 

・・・・・・

 

私の5歳の息子は

とにかく明るい。

 

天真爛漫と言って

よいだろう。

 

いつもオープンで

誰とでもすぐに

友達になる。

 

しかし

とても怖がりだ。

 

しかも、

自分が怖がりであることを

まったくもって

気にしていない。

 

・・・というよりも

それを誇りに思っているのでは

ないかと感じるほどに、

 

堂々と怖がる

 

のだ。

 

これ、本当に私は

見習うべきだなと

いつも思っている。

 

私なんかは

怖がりの自分を少し

恥ずかしく思ったりする。

 

そしてそれを

人様に見せないように

したりするのだが、

息子は

本当にあるがままに

躊躇なく

まったくもってオープンに

怖がるのだ。

 

しかも側から見ていると、

コイツ、本当に怖いんだな

とわかるし、

 

コイツ、本当に小心者だな

とわかる。

 

しかし

あまりに堂々と怖がるので

笑えてしまうのだ。

 

つまりは

深刻でなくなってしまう。

 

そして息子は

自分を怖がらせる原因

となるものを

自分で対処するなり

除去するなり

状況を変えるなりして、

 

安心を得ると、

 

途端に

何事もなかったかのように

進み出す。

 

毅然と。

泰然と。

 

おいおいお前、

さっきまであんなに

怖がってたじゃないか、

ツッコミを入れたくなるのだが、

 

ちょっと前まで

怖がっていた自分を

まるで記憶喪失してるんじゃ

ないかと思うくらいに

忘れて、

あまりに堂々と

前に進む。

 

怖がるのも

堂々。

 

進むのも

堂々。

 

本当に

勉強になる

今日この頃。

 

つづく