「世界」とは

二つある。

 

一つは、

「心の内の世界」、

 

もう一つは、

「心の外の世界」。

 

そして

それぞれに

「現実」

がある。

 

心の内の現実

のことを

私はいつも

「実在」

と呼んでいる。

 

心の外の現実

のことを

私はいつも

「現象」

と呼んでいる。

 

一般的には

心の外で起きていること

(つまりは「現象」)

のことを

「現実」と

呼んでいるのだろうが、

 

今書いたように、

「現実」は

心の外だけで

起きていることでは

ない。

 

この視点がないから

「現実」を変えることが

極めて困難になる。

 

私が大事にしている

サポートとは、

 

心の内と外の

二つの「現実」を

 

一致させる

 

ことだ。

 

心の外の現実

(つまり、現象)

のみを

上手くいかせようと

皆、し過ぎている。

 

たまたま

上手くいくかも

しれないが、

 

しかしそれにより、

心の内と外が

不一致になる可能性が

高い。

 

この「不一致」が

あらゆる

不調和を起こす。

 

実は、

「不一致」による

ストレスが

私達人間にとって

最もキツい。

 

現実(この場合は、現象)が

上手くいっているのに、

本人はそれほど

幸せでなかったり、

 

物事が上手く

進んでいるのに、

疲労感・疲弊感ばかりが

高まっていくのは

そこに原因がある。

 

心の内の状態が

悪ければ、

心の外の状態も

悪くなる。

 

心の内の状態が

良ければ、

心の外の状態も

良くなる。

 

これが

「健康」

ということだ。

 

心の内の状態が

良くないのに、

心の外の状態のみが

良くなっていく。

 

この状態に

なっている人や組織

を、

私は最も

「危険」

とみる。

 

そのため、

私が行なっている

サポートには

大まかには

次の二つの段階が

ある。

 

①心の内を良い状態にする。

 

②心の外を良い状態にする。

 

つまり、

心の内の状態を

整えた上で、

それが心の外に

反映するように

する。

 

これを

一言で表現すれば、

 

『実在を現象化する』

 

となる。

 

これさえできれば、

もう私のサポートは

要らないのではないか、

 

とすら

私は思っている。

 

・・・・・・

 

以上の話に

「真本音」

という言葉を絡めると、

次のようになる。

 

①心の内の

真本音度合いを

高めた上で、

 

②心の外の

真本音度合いを

高める。

 

ということだ。

 

つまり、

「真本音度合い」

という尺度には

2種類ある

ということだ。

 

①を

「潜在的真本音度合い」

 

②を

「顕在的真本音度合い」

 

私は呼んでいる。

 

心の内の真本音度合いを

高める、とは

どういうことか?

の詳細については

また改めて

書かせていただくとして、

 

人は、

まずは心の内が整えば、

かなり元気になる。

 

しかし

本当の元気さとは、

それがちゃんと

心の外に反映する

ことだ。

 

つまりは、

心の内にある

本当の想いに基づき、

 

それを

行動に移し、

結果を出す。

 

それが

できるように

なってこそ、

本当の元気さ、

永続的な元気さ、

つながっていく。

 

ところが、

②は

勇気が要る。

 

①までは

できたのに、

②で止まってしまう

人がいる。

 

私が最近

「進め!」

と言っているのは、

 

②をせよ!

 

ということだ。

 

要するに、

「行動せい!」

ということだ。

 

①だけで

気持ちよくなって

満足するな、

と。

 

そして当然であるが、

②までをサポート

できる「コーチ」が

必要だ。

 

そしてさらに

当然であるが、

 

そのためには

コーチ自らが、

自身の人生において、

②までが

できていなければ

ならない。

 

①しか

できていないのに、

 

もしくは、

①すら

できていないのに、

 

「私は人のサポートを

します」

 

と言っている人が

多過ぎはしないか。

 

そういった

コーチによるサポート

を受けた人は、

 

①すらどんどん

ひどくなっていく

のだ。

(→【コーチ探し、始めます】)

 

つづく