突然変異

誰だって突然変異するよ

 

宇宙は広い。

 

それと同様に

私達の心の中も

広い。

 

それは宇宙と

同程度であると

私は思っている。

 

心の外、

つまりは現実世界に

宇宙が広がるように、

 

心の中にも

宇宙が広がっている。

 

それはまさしく

無限

という表現が

ピッタリくる。

 

宇宙のほんの一部しか

私達は知らないのと

同様に、

 

私達は私達自身の

心も

ほんの一部しか知らない。

 

私達の心は

神秘であり、

 

それを私達はもっと

自覚した方が

良いのではないか。

 

・・・・・・

 

ある日、突然

変貌する人がいる。

 

人は

変わらないから。

 

性格は

変わらないから。

 

私は

変わるつもりは

ないから。

 

・・・と、

そんなセリフを吐く人

ほど、

突然変異しやすい。

 

これまでのあの個性は

どこ行っちゃったの?

というくらいになる。

 

多くの場合は

何らかのインパクトのある

経験などが

きっかけとなるが、

 

しかし、

何のきっかけもなく

ある日、ふと

ある瞬間に、ふと

突然変異する人もいる。

 

そんな人が今、

増えている。

 

もちろんそれは

本当は

きっかけがない

わけではない。

 

見えないところで

きっかけは

着々と進んでいるのだ。

 

・・・・・・

 

どうせ人は

変わっていく。

 

変わっていくのが

人だからだ。

 

いや、俺は全然

変わってないよ。

 

という人ほど

変わっていく。

 

変わっていることに

本人が気づいていないだけ。

 

自分のことは

自分ではわからんよ。

 

そんな風にできているのも

人だ。

 

どうせ変わっていくので

あれば、

 

もうそこは

委ねてしまっては

どうだろう。

 

「私は私のままでいよう」

 

という意志を

あきらめてしまっては

どうだろう。

 

私はそこを

あきらめたことで初めて、

 

自分の中の

本当に変わらないものを

知ることができた。

 

それは

個性ではなく、

「願い」

だった。

 

「祈り」

だった。

 

そして、

自分が決めている

「使命」

だった。

 

最初から

変わるようにできている

ものに

執着することで

本当に変わらないものが

見えなくなる。

 

本当に変わらないものが

見えなくなることで

自分の軸が

わからなくなる。

 

自分のすべてが

わからなくなる。

 

人生の

迷子になる。

 

もしあなたが

人生がわからなくなっている

のであれば、

 

それは何か

余分なものに

執着をし続けているからだ。

 

ほぼ、

間違いない。

 

今、変えるべきもの、

今、変わるべきもの、

執着をして

必死にしがみついているから

 

何もかもが

わからなくなる。

 

もう

「迷い続ける時代」は

終わったのだと

認識しよう。

 

もう

「決めて動ける時代」

なんだよ。

 

つづく

 

あなたに炎はあるかい?

 

自分の中の

燃え盛る炎は

わかるかな?

 

常に

止めどなく

燃え続ける

炎。

 

それを

認識できたら

大したもんだ。

 

その炎は

変わんないんだ。

 

物事が

好転することで

大きくなったり、

 

上手くいかなく

なることで

小さくなったり、

 

・・・そういった炎は

本当の炎では

ない。

 

その場その場

の幻影だ。

 

そうではなく、

どんな状況でも

いつ

いかなる時でも

 

自分の中心で

燃え続ける

炎。

 

それをみんな

持っている。

 

それを

認識できるように

なれたら、

大したもんだ。

 

・・・・・・

 

もしその炎を

認識できたら、

 

その

炎そのもの

なってみよう。

 

炎と

一体化

するのだ。

 

自分=炎

となるのだ。

 

ただただ、

何の意図もなく

何の思惑もなく

燃え続ける

だけの存在。

 

そうなった時、

あなたは

何を

感じるだろうか?

 

・・・・・・

 

私は

自分の中の

その炎と

一つになると、

 

「永遠」

を感じるなぁ。

 

そして、

炎なのに

とてつもなく

「静けさ」

を感じる。

 

本来の強さ

とは、

永遠の静けさを

湛えているんだなぁ

わかる。

 

それが

人間。

 

私達

全員。

 

「コーチ」という

お仕事をしていると、

 

クライアントさん

ご本人よりも

早く、

私はその人の

炎を感じることに

なる、

のがほとんどだ。

 

自分のことよりも

他者のことの方が

よくわかるから、

人間は。

 

ご本人よりも

早く

その炎を見つけると、

 

この炎を

いかにご本人が

自覚するか?

 

が、

コーチングの最大の

テーマになる。

 

そして、

ある時ある瞬間に

ご本人が

自覚できると、

 

やっぱり

嬉しいねぇ。

 

私の

最高の幸せ

の一つだ。

 

・・・・・・

 

人というのは

やっぱ

すごいなー、って

思う。

 

突然変異を

起こすから。

 

でもそれは

その人が

何か別者に

変わるわけでは

ない。

 

本来のその人が

顔を覗かせる

だけなんだけど、

 

でもそれを

側から観ていると、

突然変異のように

感じる。

 

しかも

面白いことに、

その突然変異に

ご本人は

まったく気づいていない

ことの方が

多い。

 

ご本人にとっては

あまりにも

自然な変化

だからだ。

 

・・・・・・

 

「変化」を

もたらすのは

他者ではない。

 

あくまでも

「自分自身」

だ。

 

コーチは

単なる

「鏡」に過ぎない。

 

しかし、

本当に「鏡」に

なり切ることで、

 

初めて

突然変異は

やってくる。

 

突然変異だけど

極めて自然な

変化、

それが

やってくる。

 

もちろん

コーチに

意図はない。

 

意図を持っては

できないことだ。

 

だって

すべては

本人がやっている

ことだから。

 

人の

本来の凄さ

「炎」

を見つけ、

引き出せる、

 

意図を持たずに

引き出せる、

 

そんなコーチを

育成したいし、

増やしたい。

 

つづく