縛る

せめぎ合えばいい

 

自分を縛る自分。

 

自分を開放しようと

する自分。

 

私達の中には

二つの自分が

せめぎ合っている。

 

どちらが良い悪い

ではない。

 

両方とも

大事な自分だ。

 

この二つの自分は

表面上は

せめぎ合っていても、

 

本当は

協力し合っている

のだ。

 

ある時は自分を

縛り、

ある時は自分を

開放し、

 

・・・を繰り返しながら

自分を徐々に

ステップアップさせていく。

 

その「縛り」と「開放」

がいかに調和するか?

 

ここがポイントであり、

 

真本音度合いが高まる

とは

この調和度合いが高まる

ことでもある。

 

本当に縛るべき時に

自分を縛り、

 

本当に開放すべき時に

自分を開放する。

 

それにより私達は

自分の望むスピードで

人生と

進化を

進めることができる。

 

だから、

 

縛る自分をなくそう

などと

してはならない。

 

すべての自分には

大切な役割がある。

 

その役割を

ちゃんと全うさせて

あげることこそが

 

自分自身への愛

である。

 

さて。

 

ではまた今回も

問いを一つ。

 

 

『これからの3ヶ月間だけ

限定で、

私は自分自身の何を

縛り続けようか?』

 

 

ちゃんと縛りつける

ことで、

 

ちゃんと開放できる

もんだ。

 

つづく

 

なぜ縛るんだ?

 

今、

自分を縛っている

ものは何か?

 

という視点で

自分自身を

客観的に見つめることを

オススメする。

 

縛っているものが

悪いわけではない。

 

それを

なくそうという

話でもない。

 

ただ、

それを自覚する

ことが大事だ。

 

私は今、

〜〜に縛られている。

 

その結果、

このような影響を

受けている、

分析できると

尚、良い。

 

・・・・・・

 

自分を縛るものが

皆無な人は

いない。

 

生きる、ということは

何かに縛られる

ということでもある

からだ。

 

そして

自分を縛っている

ものには、

必ずメリットが

ある。

 

メリットがあるからこそ、

私達は

縛られることを

容認している。

 

例えば

ある社長は、

自分が

「経営」に縛られている

ことに気づかれた。

 

正確に言えば、

「これまでの世の中の

経営の仕方」

にだ。

 

だから、

「本当は私はこんな

経営をしたい」

という願いがあったが、

それを無意識に抑え、

世の中のやり方に

倣っていた。

 

それにより

相当のストレスと

迷いを持ちながら

ここまで来たのだが、

 

しかしその道のりには

彼なりの

メリットがあった。

 

彼はもともと

直観型の人間で、

あらゆることを

自分の直観を信じて

推進して来たのだが、

 

経営においては

それを封印した。

 

しかしそのおかげで、

「戦略」と「仕組み創り」

という力を

彼は得ることができた。

 

これが彼にとっての

メリットだった。

 

しかし彼は

もうすでに

「完了感」を得ていた。

 

つまり、

得るべき力は

もう得ることができた、

彼自身が満足

していた。

 

だからこそ彼は

直観型に戻った。

 

戻ったのだが、

これまで培った

戦略と仕組み創りの力が

活きた。

 

直観を戦略や仕組みに落とす

ことが

できるようになったのだ。

 

このように、

縛られているものを

自覚することで、

 

何のために自分は

縛られているのか?

わかるようになる。

 

そして、

それを今後、

どのように活かせば

良いか?

わかるようになる。

 

つまり、

次のステージへの

大事な布石となる。

 

・・・・・・

 

どうせ

縛られるのならば、

 

自らの意思と

願いに基づいて

自らを縛ろう。

 

それもまた

『自由』

ということでは

ないだろうか。

 

つづく

 

100%、自分を縛る

 

少し前に

「自由」について

書かせていただいた。

→【自由とは何だろうか】

 

ここではまた

別の視点から

「自由」について

書いてみたい。

 

・・・・・・

 

「自由」とは

自分を縛ることである。

 

と書くと

驚くだろうか。

 

もしくは、

ひょっとすると

なるほど!

と思う人も

いるかもしれない。

 

自分を

完全に、100%、

縛ってみる

 

という体験を

私はオススメする。

 

今日は

何をするか?

 

今日は

何をしないか?

 

何を

どのような順番で

どれくらいの

時間をかけて

どのようにするか?

 

・・・等を、

一日の始まりに

完全に

決めてしまう。

 

そして

一分一秒

すべて決めた通りに

そのままに

動いてみるのだ。

 

もちろん、

仕事などでは

突発的にやらなければ

ならないことも

入ってくるだろう。

 

その場合は、

その時点で一度

立ち止まり、

もう一度、

計画をしっかりと

組み直せばいい。

 

そして、

「完全に自分を縛って」

自分をその通りに

動かすのだ。

 

・・・・・・

 

もし可能であれば、

それを

「一日」の単位ではなく、

 

「人生」

という単位で

行なってみてもよい。

 

自分の人生の

道のりを、

完全に決めてしまう

のだ。

 

もちろん

未来のことは

わからないことだらけだし、

現時点では

描けないことの方が

多いだろう。

 

しかしそれでも

描けるところまでは

しっかりと描き、

 

例えば、

10年間でこれを

しよう。

 

3年間でこれを

しよう。

 

この1年間で

これをしよう。

 

この3ヶ月間で

これをしよう。

 

今月は

これをしよう。

 

今週は

これをしよう。

 

今日は

これをしよう。

 

というように、

すべてを

「決めてしまう」。

 

そして、

それを外すことを

一切、

許さない。

 

完全に自分を

縛り、

「これ以外の選択肢は

ない」

と決めてしまう。

 

決めたことに

関しては、

一切の「迷い」を

許さない。

 

迷っても

迷った瞬間に

その迷いを

捨ててしまう。

 

とにかく、

自分が決めた通りに

自分を

完全に

縛るのだ。

 

・・・・・・

 

もしくは、

自分で自分を

縛るのではなく、

 

それを

他者にやってもらっても

いい。

 

「今日一日は、

完全に、あなたの

言う通りに

私は動くから、

私の動きをすべて

指示してください」

 

と、お願いし、

その人の言う通りに

本当に行動するのだ。

 

なんなら、

それを何日間か

続けてもいい。

 

・・・・・・

 

以上を

本気でやってみて

ほしい。

 

きっとそこに

「自由」

を感じるはずだ。

 

すべてから

解放された感覚を

得るはずだ。

 

中途半端では

ダメ。

 

100%やり切る

こと。

 

100%やると

決めること。

 

そうすれば

「自由」の感覚を

得られるはずだ。

 

よくよく考えると、

私は日々、

徹底的に

私自身を

縛り続けているのかも

しれない。

 

これができるように

なってから

私は本当に

「自由」になれた。

 

すべてから

解放され、

 

本来の自分

取り戻せたので

ある。

 

つづく