私のビジネスパートナーの
一人は
今、
自分の会社のホームページを
創っている。
どうやらそこに
私も載せてくれる
らしい。
「たけうちさん、
たけうちさんの写真を
載せたいのですが、
二つ候補がありまして。
写真Aと写真Bですが、
どっちがいいですか?」
と
2枚の写真を
見せられた。
私は迷うことなく、
「Aはちょっと変だから、
Bがいいな」
と
返した。
「わかりました!
そうします」
と
返事。
数日後、
ほぼ出来上がったホームページ
を見せてもらった。
そこに載っていたのは
写真Bじゃなくて
写真A。
「あれ?
写真Aになってるけど・・・」
「あーそれですね。
やっぱ、Aの方がいいかな
って思って。あはは」
・・・この軽さ。
私はこの軽さを
『真剣』
と呼ぶ。
・・・・・・
本当に真剣な
人は、
軽い。
もちろん、
真剣じゃない人で
軽い人も
いっぱいいる。
そういう軽さは
私は勘弁してもらいたい
のだが、
真剣な人の持つ
その独特の軽さを
私は愛する。
それは言葉を
換えれば、
『遊び心』
とも言える。
遊び心とは
柔軟性そのもの
でもあるが、
その柔軟性とは、
「常に原点に返る」
柔軟性だ。
あらゆる情報を
自らにインプットし、
あらゆる経験や
あらゆる試行錯誤を
経て、
その上で
原点に返る。
そして
答えを出す。
こんな情報が
あったから
こうしよう。
・・・ではない。
こんな経験をしたから
こうしよう。
・・・でもない。
打合せでこう決まった
から
こうしよう。
・・・すらない。
あらゆることを経て、
すべてを自分自身に
インプットした上で
原点に返るのだ。
そして
決断をする。
だから一見すると、
突拍子もない答えに
なることもある。
しかしそれが
真剣な人の
特長の一つだ。
これ、
一歩間違えれば、
単なるいい加減
と見られたり、
独断
と見られたりして、
ギクシャクや混乱の
もとになることも
あるが、
本当に真剣な人が
これをやると、
結果的にはすべてが
調和する。
これが実に
楽しい。
・・・・・・
気がつけば、
私の周りは
真剣な人ばかりだ。
だから皆、
軽い。笑
軽くて
明るい。
しかし、
深い。
そんな人達と今、
いろんなビジネスが
展開し始めている。
だから私も
ますます真剣に
なる。
つまり、
軽くなる。
一年後が
どうなっているのか、
まったく予測のつかない
展開になっているが、
この
予測のつかなさ
も、
軽やかに楽しみながら
進むつもりだ。
つづく