光と闇が
もし目の前にあったら、
心が健康で
あれば、
光の方に
進んで行くよね。
しかしその光が
眩し過ぎる場合、
それが辛くて、
思わず光を避けて、
闇の方に進んでしまう
のも、
また人間だ。
じゃあ、
闇がまったくダメかと
言うと、
そういうわけでもなく、
闇に真正面から
立ち向かうことで、
その闇を突破し、
その向こうに
真の光を
見出す人もいる。
それもまた
人生。
先日、ある人から、
「人間の器というのは
振り幅の大きさだ」
というお話を聴いて、
なるほど、と
思った。
光しか知らない人
よりも、
闇も光も
両方共を知っており、
それでも進もうと
する人は、
確かに器が
大きそうだ。
とは言え、
あなたは光しか
知らないから、
と
バカにする気も
もちろんない。
・・・・・・
様々な人が
いる。
実に様々な人が
いる。
一口に「光」だ「闇」だ
と言っても、
その人その人で
光の中身は
違ってくるし、
闇の中身も
違ってくる。
それを個性と
言うのかもしれないが、
基本的に私は
あらゆる人の個性は
素敵だなと
思う。
いや、
思えるようになった。
今のこの仕事の
おかげだ。
昔の私は
人間嫌いだった。
まずもって
自分が嫌い。
本当に
嫌い。
だから、
人も嫌いだった。
でも、
この仕事のおかげで、
日々、
あらゆる人と向き合い、
あらゆる光と
あらゆる闇と
向き合いながら、
ある時、
スコーンっと
人が好きになった。
恐らく、
自分のことも
好きになれたのだと思う。
嫌いから好きに
なった瞬間から、
明らかに
人生の展開は変わった。
・・・・・・
無理に自分を
好きになる
必要なんてない。
あなたの中に
闇があれば
それでいい。
そこにあるものは
そのままでいい。
大事なのは
そこにあるものを
あるがままに
自覚すること。
光も闇も
そのままに
認めること。
そして、
光であろうが
闇であろうが、
今日これをやろう!
と
心に決めたことを
しっかり
やればいい。
人生は
いろいろあるが、
人生は
思っているよりも
ずっと
単純ではないか。
つづく