半世紀以上も
生きていると、
1分1秒という
一刻一刻の時間が
とても
愛おしくなる。
そんな感覚
わかりますよね?
私は時々、
何もせずに
目を瞑り、
1秒1秒の時間が
過ぎていくこと
のみを
感じるようにしている。
それ以外の
ことは考えない。
ただ
時間の流れのみ
を
見つめる。
すると
不思議な感覚に
なる。
そこに
「永遠」
を感じるのだ。
1秒という
時間の奥には
「永遠」
がある。
そこはまるで
無限の宇宙の
ようだ。
しかも
とてつもなく
神秘的だ。
その「永遠」は
真っ暗闇の
ように
感じることも
あれば、
白色に輝く
光の世界のように
感じることも
ある。
どちらが良い悪い
ではなく、
どちらも
そこにはあるのだろう。
そして
その「世界」を
この1秒に
込めている。
「永遠」を
込めている。
これが
私達の本来
なのだろう。
私達は
1秒という永遠
を
生きている
存在なのだ。
この3次元の
世の中では、
1秒という時間は
過ぎてしまえば
消えていく。
しかし本当は
消えては
いない。
その1秒は
「永遠」の中に
入るのだ。
いや、
もっと正確に言えば、
その1秒は
「永遠」から
やって来て、
「永遠」に
帰っていくのだ。
言葉にすれば、
そんなようなことを
感覚として
得るわけなのだが、
そうなるともう、
この1秒が
とてつもなく
愛おしくなる。
そして当然ながら、
最高の1秒に
したいな、と
思うし、
それが
できている実感は
恐らく人間としての
最高の幸せの
一つだろう。
だから私はよく、
時間の流れ
のみに意識を
向け、
そこに「永遠」を
感じたら、
その視点で
今からの予定を
立てる。
この後の時間を
何のために
どのように
活用するか?
すると、
一日はとても
輝くものに
なるんだな。
つづく