粘っこい
雨粒のような
ものが

大量に
降りかかり
身体に張りつく。

今日も
たくさん
もらった。

背中と腰が
重く、

ドーンと
響く鈍痛が
このまましばらくは
続くのだろう。

毎日の
ことだ。

必死に
浄化を続ける
うちに、

以前なら
一晩かかって
いたところが、
今はもう
1時間くらいで
何とかなる。

人間なんでも
継続すれば
力は高まる。

毎日
やり続けることの
意義を感じる。

雨粒の
いくつかが
私に訴えてくる。

浄化される
前に
訴えを聴いて
ほしい、と。

喉と胸が
熱く
苦しくなる。

私のことなんて
誰も
わかってくれない!

それは
そのように
叫んでいる。

孤独の雨粒か。

誰から
受け取ったのか
は、
すぐにわかった。

あれだけ
頑張っている
人だ。
人のために
チームのために、

そして
組織全体の
ために。

あれだけ
信頼されている
のに、
やはり
内面は孤独
だったか。

よく
頑張ってるな。

人は誰もが
「理解されていない」
寂しさと悲しさと
共に
生きている。

頑張れば
頑張るほど
一人になって
ゆく。

しかしそれでも
頑張り続ける。

自己犠牲とは
言わない。

その行為そのもの
によって
自身も確かに
満たされるから。

でも、
日々、
大量の雨粒は
生まれ続ける。

そういう人の
雨粒なら、
私は
どれだけでも
受け続けよう。

苦しみの中でも
明るく進もうと
する人。

自分の本当の
意志に
素直な人。

願いに
生きる人。

雨粒に
惑わされるな。

真の自分で
進み続けるんだ。

つづく