悲しみの希望

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もう
これまでの
私じゃない。

と、
半分くらいは
悲しみに
満ちながら、

その事実を
受け止める。

これまで、
小出しにして
きた力も

ここからは
全開放へと
向かうのだろう。

もちろん
それは、
本来の私への
滑走路となる。

それ自体は
悦ばしいこと
ながら、

これまでの
私が
消えてしまう
という
その悲しみは
確かに
あるのだ。

それが
人間だから。

わかっている。

そうは
言っても、
私は
私だ。

しかし今回は
悲しみが
あまりに
大きいので、

きっと
これまでとは
また違う
脱皮になるのだろう
という
気がしている。

眠っている力
の開放は、

「希望」
という言葉が
ふさわしい。

しかし
希望には
悲しみも
寄り添っている。

それが
人間だろう。

今、
望むことと
言えば、

できるだけ
静かに
行きたいな。

これまでは
激しかった
からね。

ゴツゴツと
いやというほど
ぶつかり続けての
脱皮だった。

もう
年齢も年齢
だからね。

静かに
行きたい。

できれば。

人生の終わり

刻々と
近づいてきている。

とにかく
そこまで
無事に
辿り着きたい。

やることが
たくさん
残っているからね。

ちゃんと
やり切って、

生き切って、

死にたい
もんだ。

一日一日
を、

希望と共に
悲しみと共に

開花
していく。

やっと
ここまで
これたよ。

つづく

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