うまく歩けない

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歩き
づらい。

勢いよく
行こうとすれば、
前のめりに
なり、

ゆっくり
進もうとすれば、
沼のような
地面に
足を取られる。

ちょうど
バランスの良い
スピードを
出そうと思っても、

一向に
わからない。

そもそも
バランスをとろう
などと
言っているが故に
バランスが崩れている
気もする。

歩き
づらい。

実に
歩きづらい
世の中だ。

・・・・・・

いまだに
よちよち歩きを
しているようだ。

安定し、
確信を持って、
ガッシリじっくり
行きたいのだが。

ひょっとすると
何かが
根本的に
間違っているのでは
ないか?

・・・・・・

私だけでなく、
周りの誰もが
苦労している。

思ったように
スタスタと
歩けないのだ。

転んでそのまま
動けなくなっている
人もいる。

発狂しそうな
人もいる。

もう、ここに
いるのは
嫌だ!

もう
生きるのは
嫌だ!

・・・・・・

導いてくれる
存在は
ないものだろうか?

ない。

自分以外の
誰かに
導いてもらっても、

それは本来の
自分の歩みでは
ない。

こんな世界、
歩きたくは
ないが、

でも、
もうここにいる
のだ、
私達は。

ここにいる
という事実は
変わらない。
だから、
歩くしかない。

ズブズブに
なりながらも。

・・・・・・

ちょっと
喝を入れる。

ここにきたのは
私の意志だ。

なら、
進むしかなかろう。

こんなはずじゃ
なかった、
とは
言うな。

その瞬間に
自分のチャンネルが
変わってしまう。

意地でも
前進する。

意地でも
楽しむ。

本当は
「意地」で行なうこと
ことではないが、

でも今は
「意地で進む」こと自体も
楽しんでしまえ、とも
思っている。

つづく

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