人の声に
耳を傾ける。
本当にこれが
できる人は
素敵です。
ところが、
傾けているつもりで
まったく人の話を
聴いていない、
という場合があります。
というか、
ほとんどがそれです。
なぜなら
私達には自分自身の
「解釈」
というフィルターが
あるからです。
人が何をどう
伝えようとも、
どうしても自分の
フィルターを通してしまう。
これが
私達人間です。
能力が高まり、
経験と実績が高まり、
人望が高まり、
・・・そういった状態に
なればなるほど、
いつの間にか、
自分の解釈の権化に
なってしまいます。
私自身も本当に
ここだけは
気をつけています。
気をつけていても
知らないうちに
裸の王様になっていた
ということが
何度もあります。
そういった時、
周りの人達は
決して自分には
反対意見を言いません。
ほぼみんなが
イエスマンになります。
私は私自身に
反対意見を言ってくれる人が
いなくなった時に
とても注意をします。
そして、
常日頃から
私と接してくれている
人達が、
どのような空気感と
眼差しで
私を見てくるか?を
注意します。
本当に私といて
みんなは
幸せなのだろうか?
という視点で
できるだけあるがままを
感じ取ろうとします。
・・・・・・
セルフコーチングの
素晴らしいところは、
自分自身の心の声に
耳を傾ける
というところです。
自分の心の声を
あるがままに聴く
というのは、
実は結構難しいのです。
なぜなら
他の人との関係と
同じく、
私達は自分自身の心の声
に対しても
解釈のフィルターを
つけてしまうからです。
自分の心なのに、
自分でフィルターを
通すのですよ。
ですから、
多くの人達が
自己理解ができて
いません。
自分自身のことを
誤解していますし、
現実とは違う
自己イメージを
持っています。
自分のことなのに
自分が一番わかっていない、
というのも
私達人間の特徴の
一つです。
ですから、
セルフコーチング力が
高まることで、
自己理解が進みます。
と同時に、
そこで培った
「あるがままを受け取る力」
は、
対人関係においても
活きてきます。
つまり、
セルフコーチング力の
高い人は、
人とのコミュニケーション力も
高くなるのです。
・・・・・・
少し言葉を変えれば、
自分と向き合うことの
できる人は、
人とも向き合うことが
できる
ということになります。
「向き合う」とは
あるがままを受け取れている
状態です。
そして人生は、
あるがままを受け取れて
こそ、
本当の面白味も
醍醐味も
味わえます。
自分の解釈のフィルターを
バリバリに
張り巡られている
ということは、
要するに
自分の世界の中に
閉じこもっている
ということです。
自分という狭い世界に
閉じこもったままで
人生を進むのと、
すべてをオープンにし、
広い世界をそのまま
感じ取りながら
人生を進むのとでは、
当然、
人生展開も幸せ度合いも
満足度合いも
根本的に変わります。
オープンな生き方を
しましょう。
それが自分を
生かすということです。
そのためにも
まずは自分と向き合う
ことが大切ですね。
つづく