逃避はキツイよ

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私達は

現実逃避欲求

という魔物と

常に一緒に歩いている。

 

そいつの

魔物たる所以は、

その

姿の見えなさ具合

だ。

 

どれだけ注意

していても、

いつの間にか

取り込まれている。

 

そいつは

苦しいものさ。

 

苦しいのだけど、

始めっから

「苦しい」と

認識できるものでは

ない。

 

ほんの些細な

気にもならない

「目の逸らし」

から、

そいつは始まる。

 

最初は

甘いもんさ。

 

無意識に、

これくらいの

些細さであれば、

 

これくらいの

甘さであれば、

 

まぁいいか。

 

思ってしまうんだよ、

これが。

 

これくらいなら

健康に害は

ないだろう、と。

 

でも

たった一度の

その「甘さ」に、

 

次々に

入り込んでくる。

 

一度、

嘘をついてしまうと

次々に

嘘をつき続けないと

いけない、

のと同じようなもので、

 

後になれば

なるほど、

引き返せなくなる。

 

気がついたら、

引き返すのは

とてつもない苦痛でね。

 

ずっと

逃げ続けることに

なる。

 

現実から

逃げ続ける。

 

その度に

本質的な苦痛に

見舞われるけど、

もう

蓋をするしかない。

 

わかっては

いるけど、

やってしまう。

 

そしてそのうちに

常習犯さ。

 

蓋をしていること

そのものを

忘れてしまう。

 

麻痺状態ね。

 

そうなるともう

他者では

どうしようもなくなる。

 

サポートの

しようがないんだ。

 

本人が一度、

開き直って

すべてをゼロにする

くらいの

覚悟にならなければ、

 

それくらいの

転換をしなければ

元に戻れなく

なるんだ。

 

今、ここにおける

一歩一歩の

生き方。

 

それを丁寧に

大事にするしかない。

 

それをするのは

本人だ。

 

誰もやって

くれない。

 

時には、

心の中の

最も苦痛なモヤモヤと

 

対峙せねば

ならない。

 

目を逸らすこと、

 

後回しに

すること、

 

絶対に厳禁。

 

それくらいに

厳しくね。

 

自分に

厳しくね。

 

今の

一歩一歩をね。

 

それが

最も

楽な生き方さ。

 

現実逃避は

キツイよ。

 

一番、キツイよ。

 

つづく

 

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