人間の心は
宇宙のように
広いと、
私は日々
実感する。
なのに、
心の浅いところ
表面的な部分
のみの
自分の心を感じて、
これが私だ
と
理解できた気に
なる。
それはまるで
ちょっとだけ
大気圏を
出ただけで、
宇宙すべてを
理解できたと思い込む
に等しい。
もっと
自分という存在を
探究すれば
良いのに。
もっと
未知の自分を
見つけ出そう
すれば良いのに。
いつもそう思う
のは、
この仕事を始めてから
ずっと変わらない。
もちろん
私自身だって
私のことはまだ
何にもわかっちゃ
いないだろう。
知れば知るほど
わからなくなる。
理解すれば
理解するほど
わかっちゃいない
ことが
さらにわかる。
それが
私達人間の
奥深さだ。
そして、
私達の心の
中では、
いつも
次々に
超新星が
生まれている。
それは
自分自身の心の
全体に
非常に大きな
インパクトを
与え続ける。
しかし
そのことに
気づいていないのが
自分自身だ。
私達は常に
インパクトのある
変化を
続けているのに。
なぜ、
昨日までの自分に
執着する?
ちょっとだけ
覗き見た
表面上の皮膜みたいな
部分を
掬って、
これが私だから、
と
決めつける?
もったいない、
というよりも
もっと私達は
自分自身に対して
誠実であるべきでは
ないだろうか。
誠実さの第一歩は
「知ろう」
とすること。
「知ろう」と
するためには、
「挑戦しよう」
だ。
挑戦なくして
新たな自分を
知ることはない。
つづく