花が咲いた。
小さな花だ。
これをどう
育てようか。
大切に大切に
育てたいところだが、
実は
そうも言って
いられない。
この花には
強くなってもらわねば
ならない。
過保護では
いけない。
自ら逞しく
育ってもらわねば。
だから最低限の
サポートのみ
しよう。
でもそうすると
この花は
すぐに枯れてしまう
かもしれない。
でももし
そうなったとしたら、
それはこの花の
必然だ。
ということにしよう。
それくらいの
覚悟で
手をかけないで
おこう。
私の場合、
一度そう決めたら
とことんまで
本当にそうしてしまう
というところが
我ながら怖いなぁ
と思う。
時々、
厳し過ぎるのでは
ないか、と。
しかし
決めてしまったら
もう、変えない。
花の命を
花自身に
預けるのだ。
すべて
自業自得
で
やってみなさい、
と。
花は
にこやかに
私に
笑いかける。
その笑顔の
かけがえのなさ。
その笑顔のままで
強く成長するのだぞ。
と
私は祈るばかり・・・。
つづく