人の妙

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この人、

なんといい加減なんだ、

 

と思う人の

中にこそ、

 

とてつもない覚悟を

感じる時がある。

 

そんな時、

 

あぁだからこそ

ここがいい加減なんだ、

 

妙に腑に落ちる。

 

人間の妙

だ。

 

皆、

個性がある。

 

どこを気にして、

どこを気にしないか、

 

という風に

個性は現れることが

多い。

 

それを

面白味として

捉える大らかさが

あれば、

 

その人の覚悟は

育つ。

 

私はひょっとすると

これまで、

その大らかさの

大切さを

学ばさせていただいた

のかもしれない。

 

それが

私の人生だった

のかもしれない。

 

よく、

「長所を伸ばせばいい」

という言葉を

聴くが、

 

それを聴くたびに

「安直なことを言うな」

言いたくなる。

 

人間は

そんな単純な

ものだろうか。

 

そもそも

長所ってなんだ?

 

自分にとって

都合良く、

その人の長所を

決めつけていないか?

 

実は、

その人の短所の

奥にこそ、

 

その人の本質が

隠されているのかも

しれないのだ。

 

その人の覚悟が

埋もれているのかも

しれないのだ。

 

人間とは

深いものなのだ。

 

しかも、

人は生まれ変わる。

 

生きながらにして

生まれ変わる。

 

人によっては

何度も。

 

人間を

短絡的な解釈のみで

決めつけてしまっては

ならない。

 

人間とはもっと

深いものなのだ。

 

つづく

 

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