自問自答。
私達現代人にとって
今最も必要なのは、これかもしれないと
最近、私は強く思います。
「自問自答」とは、
「思考」とは異なります。
まず、「自問」とは
自らに問いかけることです。
まるで自分自身を他人のような感覚で
自らに問いを投げます。
それが難しいようであれば、
鏡を見ながら、鏡の中の自分に
問いかけるとよいでしょう。
そして、「自答」とは、
問いを受けた自分の中から
自然に湧き上がってくる答えを
「待つこと」です。
決して、
頭で答えを形作ってははいけません。
私達の本当の答え、
つまり、真本音の答えは、
頭の中にはありません。
とは言え、
思考は大事です。
私は、思考とは
「思考を超えた答えを見つけ出すための
有効な手段である」
と思っています。
懸命に思考することで、
思考を超えた答えが見つかります。
思考をしながら、
思考の範疇の答えを見つけ出しても
私達人間は本当の意味では
納得できません。
確信を伴った直観的な答えに
たどり着いた時に、
初めて納得します。
確信とは、
迷いのない答え。
淀みがゼロの答えです。
それは、
思考の範疇からは決して
出て来ません。
しかし、とことん思考をすることで
思考以外のところからやって来ます。
そういった意味で、
思考は大事ですが、
思考に捕らわれてはいけません。
そして、
自問自答を毎日のように繰り返すことで、
その、思考そのものもいつしか
必要なくなります。
いえ、正確に言えば、
思考はするのですが、
最低限の思考だけで大丈夫になります。
要するに、
確信的な直観を
意図的に引き起こすことができるように
なります。
直観力とは、
物事をよく考えない(思考しない)人からは
生まれません。
しかし、とことん思考をする人は
思考をそれほどしなくてもよいくらいの
直観力が養われます。
そしてそのためには、
自問自答を繰り返すのが
最適・最速です。
これまで、頭の中でグルグルと
考えていたことがあれば、
自分をまるでクライアントのように捉え、
自分自身に問いを投げてみましょう。
今の自分には
どのような問いを投げることが最善か?
を考えてみましょう。
すると、
問いを投げることがいかに重要か?
そして、
最適な問いを見つけることがいかに重要か?
をお分かりいただけると思います。
コーチングとは、
その、問いの部分をサポートすることですが、
コーチングを受けることで
自問自答力を増すこともできます。
それはつまり、
直観力を増すことです。
自らの進化のための自問自答。
自らの真本音の答えを
見つけ出す自問自答。
そういった力を養うことが
私のコーチングの目的の一つです。
そして、
自問自答力のついた人達が集まり、
お互いに問いを投げ合うことで
一人一人の自問自答の範疇を超えた
発想を掘り起こし合う。
これが、チームコーチングの本質です。
つまり、
自問自答できるチーム(組織)を創る。
これが私が大切にしている
組織サポートの本質です。
まずは。
答えがすぐに見つからなくてもよいので、
自分自身に問いを投げること。
投げ続けること。
そのためには、
どのような問いを投げることが
今は最善なのか?を
それこそ、必死に考えること、ですね。
つづく
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