人の個性
というのは、
結構
当てにならない。
この人は
こんな個性なんだな、
という印象など、
一瞬にして
消えてしまう
ことは多い。
だからある時から
私は、
「この人はこうだ」
と
決めつけないことに
した。
その方が
楽しい。
そして
決めつけない自分に
なれたからこそ
逆に
「この人はこうだ」
と
あるがままに
今のその人を
見つめることが
できるようになった。
評価をしている
のではない。
あるがままを
明確に言語化
しているだけだ。
そして、
言語化できた
その瞬間から、
その人はその
言語化された個性を
壊しにかかる。
人は
壊れる。
個性など
壊れてしまう。
それでいい。
壊れれば壊れる
ほど、
その奥から
さらに次の個性が
芽を出す。
それが伸びれば
また
壊れる。
きっと我々人間は
壊すのが
好きなのだ。
壊さないと
次に行けないからな。
「個性を伸ばす」
とよく言われるが、
確かにそれは
大事だな。
でもその本質は
「個性を壊す」
ということ
なんだよ。
つづく