揺れるしかない

LINEで送る
Pocket

 

原点。

 

本当は

ここに戻る

だけで良い。

 

でも

それを

見失う。

 

見失うから

彷徨う。

 

彷徨っている

うちに

実は彷徨っていた

ということ

自体を

忘れる。

 

そして

 

他から与えられた

何物かを

原点のように

思い込む。

 

本来とは

異なる

原点もどき。

 

それに依り

生き続けることで

 

完全に自分を

失う。

 

しかしどこかで、

その事実は

自分自身が

よくわかっている。

 

だから

何らかのきっかけで

その

わかっていることを

わかりそうに

なると、

 

揺れる。

 

大いに

揺れる。

 

その揺れは

原点を失っている

事実を

思い出しそうに

なっている

ことによる。

 

その揺れは。

 

まずい。

 

これは

まずい。

 

この揺れ方は

まずい。

 

・・・と

本能的に

感じたら、

 

もう

逃げられない。

 

その場合の

最善の対処法は

 

あきらめる

 

ことだ。

 

揺れに任せ、

 

極度の不安に

呑み込まれる

ことだ。

 

自分自身を

失った私達は、

 

これを経ずして

 

もと(原点)には

戻れないのだから。

 

大丈夫。

 

あらゆる揺れは、

 

それに委ねる

ことで、

 

必ず

いつか

止まるものさ。

 

つづく

 

コメントを残す

*