人情

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進む者を

進まない者が

妨害する、

というのは

よくあることだ。

 

妨害される

ことで、

いちいちそれに

反応してしまう

というのは

人情だが、

 

もうそれに

反応している

暇はない。

 

「妨害」

というのは

妨害に見えないから

厄介だ。

 

多くの場合、

進む者は

親切だから、

 

進まない者は

その親切心に

食らいつく。

 

進む者は

自らの成長の

ために、

その食らいつかれた

ものに対応するが、

 

それは本当は

成長にも何も

ならない。

 

疲弊のみ

残る。

 

そして

本来進むべき

ペースを

極度に落として

しまう。

 

妨害と

わかれば

それに付き合う

こともないが、

 

わからないから

こそ

面倒だ。

 

私はどうしても

そういった

現象を見ていると、

腹立たしく

思う。

 

進む者は

何がどうあろうと、

自らの足で

進もうとする。

 

進まない者は

そういった人に

どうにかして

依存しようとする。

 

自らの足で

いかに歩かずに

済むか?

ばかりに意識が

向かう。

 

やっぱり

そういうのは

腹が立つ。

 

腹が立つが、

そこで

腹を立てること

そのものが

遠回りの原因と

なるので、

 

私は一切を

手放すことに

している。

 

進む者にも

「手放した方がいいよ」

アドバイスする。

 

人情。

 

大事であるが、

これが故に

脇道に逸れて

しまう。

 

大事にすべき

人情と、

手放すべき

人情。

 

その区別は

つけた方がいい。

 

進む者が

進まなくなって

しまったり、

 

進むペースが

遅くなることで、

 

起こるべきことが

起こらなくなる。

 

ということは

実に多い。

 

それが

世の中の

不調和を起こして

いる。

 

進む人達よ。

 

もっと

冷たくても

いいぞ。

 

もっと

自分の道の

ことのみを

考えても

いいぞ。

 

大変、偉そうな

アドバイスだが、

 

ついつい

そう言いたくなって

しまうのだ。

 

つづく

 

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