それが誰か
は
わからないままに、
目の前に
その人の気配を
感じ、
必要を感じ
その人と一つに
なってみた。
その人はまだまだ
エネルギーの
開花度合いは
低いようだ。
今、現時点では。
何かあれば
フッと
消えてしまいそうな
パワー。
一つになるだけで
消えてしまいそう。
でもその人は
「私には
やることがある」
と
何かを
決めているようだ。
でも
それをするには
パワーが足りなさ
過ぎる。
どんな形でも
良いから、
このパワー不足を
補いたい。
どんな形でも
良いから、
その、すべきことを
成し遂げたい。
どんな形でも
良いから・・・。
という悲しみとさえ
受け取れるような
深い意志がある。
あなたは
誰ですか?
なぜ
私のところに
来たのですか?
そう問うている
うちに、
その人のエネルギーも
存在も
消えてしまった。
何も
わからないままだ。
私に何か
できることが
あるのだろうか?
そもそも
いったい誰だろう?
誰か
わからない
人の意志。
この世には
たくさんの意志が
漂っている。
それが
果たされないままに。
意志を果たせる
世の中になると
いいな、と、
こんな時は
いつも思う。
そのためにも
人は
もっともっと
強くならねば。
人が
世の中を変える
しか
ないのだから。
つづく