信じるよ

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未来への

「兆し」

は、

最初はほんの僅かな

ものだ。

 

余程、気をつけて

いないと

見つからない。

 

ほんの気配

しか

しないものだ。

 

でももし

その気配を

感じたら、

 

じっとその方向に

意識を向け続ける。

 

他は一切

意識しない。

 

そこに

集中し続ける。

 

すると

かすかな光が

観えるかもしれない。

 

それは徐々に

大きくなるか。

 

それとも

すぐに消えて

しまうか。

 

たとえ消えて

しまっても

そこに意識を

向け続ける。

 

すると

いつの間にか

引力が

働く。

 

そこに

引き付けられ

始める

自分となる。

 

それが

道となる。

 

私達は皆、

「兆し」

を探している。

 

それが

人生だとも

言える。

 

気配のような

小さなそれを

 

信じることが

できるかどうか?

 

自分の妄想だ

と、

笑い飛ばすも

人生。

 

しかし私は

信じる。

 

じっとそちらに

「信」

の意識を

向け続ける。

 

中学3年の時の

担任の先生が、

卒業式に

私に

「信」の一文字を

プレゼントしてくださった。

 

「君のこれからの

人生に必要なものだ」

と。

 

先生は

正しかったよ。

 

今、つくづく

わかる。

 

自分を

信じることが

できるかどうか。

 

私の人生は

すべてそこに

懸かっている。

 

「信」を

養うための

道のりだった。

 

これからも

そうだ。

 

今、

ここに観えるあの

「兆し」

を、

 

私は誰よりも

信じることが

できる。

 

感謝である。

 

つづく

 

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