未踏だ

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目の前が

鏡のように

なる。

 

すぐ目の前に

私がいる。

 

目と目が

合っている。

 

何かを

訴えかける目。

 

その

言葉にならない

メッセージを

確かに

受け取る。

 

瞬間、

 

ハッと

目が覚める。

 

胸の真ん中

あたりに

 

電流のような

何かが

走った感触と

ともに、

 

わずかな

空虚感。

 

そして、

わずかな

高揚感。

 

新たな芽が

生まれた、

恐らく。

 

これから

私は

その芽を

育てるのだろう。

 

それは

今後の私に

とって

新たな武器と

なる。

 

道を切り拓く

ための。

 

これまでの

自分とは

別物になるという

覚悟が

 

もうすでに

私の核を

揺さぶり続けて

いる。

 

その最初の

兆しだ。

 

ここからは

本当に

未踏だ。

 

つづく

 

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