挑戦しよう!
という意志が
またそこかしこに
溢れてきている。
どんどん皆が
動き始めている。
それ自体は
とても良いことだ。
挑戦というのは、
自分のこれまでの
限界を超える
ための行為だ。
だから
これまでと同じことを
同じ範疇でしていても
意味はない。
しかしその
「限界を超える限度」
がある。
その境界線
ギリギリのところまで
挑戦して、
それ以上になりそうなら
スッと引く。
・・・これはとても
大事なことだ。
上手く行くために
そうしよう、
ということではない。
その挑戦を
本当に実りのあるもの
にするためだ。
境界を越えて
しまえば、
それは単なる
「無謀」となる。
そういった意味で、
「挑戦」とは
明らかに「闇雲」とは
違う。
「勢い」だけで
行なうことでは
ない。
「挑戦」には
ちょっと離れたところ
から
じっと自分自身を
観察する目が
必要だ。
だから、
本当に覚悟を持って
真本音で
挑戦をしようと
する人は、
とても心が
クリアになる。
限界を超える
が故に
これまで観えなかった
ものが
観えるようになる。
自分の情熱を
じっと観察する
自分が
常にいる。
それは
頭の冷静さとは
まったく本質的に
異なるものだ。
「ここまではいい」
でも
「ここからはダメだ」
と
瞬時にわかる。
そこが境界線だ。
挑戦の限度
だ。
もう一度言うが、
上手くやるために
これをするのでは
ない。
そして、
本当にそういった
「挑戦」のできている
人は一方で、
自分自身の恐怖心も
観えている。
自分がいかに
怖がっているか、も
ありありと
わかる。
そしてそれを
消そうとはしない。
怖さを感じながらも
進む。
怖さを克服する
というよりも、
怖さと共に
進む。
自分の弱さと
共に進む。
これが
「挑戦」だ。
だから
怖いのは当たり前。
怖くなければ
それは
「挑戦」ではない。
つづく