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今日、

長男と

ある田舎を一緒に

歩いていた。

 

空は晴れ渡り

風が

とても気持ちよかったな。

 

こんなに

気持ちいい風が

あるんだ、

びっくりしたな。

 

その時、

一瞬

ある「祈り」が

私の頭をかすめた。

 

その一瞬を

見逃さず、

私はその「祈り」を

捕まえた。

 

私は何を

祈ったか?

 

それは

具体的なある人の

ある、具体的な

未来だった。

 

あぁ本当に

そうなるといいな、

思ったら、

 

それをずっと

強烈に

祈り続けている

自分が

いたことを、

 

その時に

知った。

 

そして次の

瞬間に、

私は開放

された。

 

ある「枠」が

サーッと

風と共に

洗い流されて

いた。

 

人間というのは

面白くて、

 

「枠」が

消え去って初めて

自分が「枠」の

中にいたことを

知るんだ。

 

私は大空に

舞い上がるような

感覚があった。

 

そして

あの、

理念が来た。

 

それは

明確な一つの

言葉。

 

その言葉を

しっかり

認識した時に、

最初に思ったのは、

 

あーここに

たどり着くまでに

54年も

かかってしまった。

 

ということ。

 

と同時に

私のこれまでの

54年の人生の

意味が、

 

これまでとは

さらに

次元の異なる

深さで、

 

明確に

わかったことだ。

 

きっと

そうは言っても

私には

まだまだ「枠」がある。

 

これからも

それを一つずつ

洗い流して

行くのだろうが、

 

しかし今回のは

ちょっと

大きい。

 

特にこの3年間は

独特の

苦しみがあったが、

 

なるほど

この「枠」を

超えるためだったか。

 

自分がやっている

ことは、

自分では本当に

わからんものだ。

 

私達はやはり

意図を超えた

ところで

 

自分の人生を

コントロール

している。

 

その自分自身の

流れに

委ねることだ

と、

 

それがちゃんと

できたんだな、

と、

 

自分を褒めて

やったよ。

 

風の中で。

 

つづく

 

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