一つの祈り

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「意図」を手放す
というのは
難しいことだと
思う。

でも、

自分の中の
すべての「意図」を
一つずつ
拾い上げ、

ただ観察する

という
状態に置くと、

すべての「意図」から
自由になる
ことができる。

人間は
「意図の生き物」
だな、と
その度に
思う。

こんなにも
数々の「意図」に
囲まれ
縛られて
生きているのか、
と。

それらの
中には、
自分自身の
生み出した「意図」
もあれば、

環境や
周りの人から
与えらえたもの
もある。

いずれにしても
意識的にも
無意識的にも
大小無数の
「意図」に
縛られてながら
生きているのが
人間だな、と。

セルフコーチングの
力が増せば、
それらから
丁寧に自分を
解放することが
できる。

すべての「意図」を
自分自身から
ちょっとだけ
離し、

すべてを観察できる
状態になると、

「自分」と「意図」
とは
まったくの別存在
なのだと
わかる。

「意図」を
なくした
自分。

ただの
「存在」だけと
なった
自分。

そんな自分にも
意志は
ある。

いや、
そんな自分には
一つの
意志だけが
残る、
と言ってもいい。

その意志こそ
自分自身そのもの
かも知れない。

私はその意志を
「願い」
と呼んでいるが、

「祈り」
と言っても
良いかも。

いずれにしても
それは
言葉には
ならないものだ。

言葉を超えた
意志、

一つの祈り。

私は
迷うといつも
そこに
戻る。

戻る場所に
戻り、

すべてを
見渡す。

これぞ
セルフコーチングの
基本であり
原則だ。

つづく

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