これまで、
ごまかし
ごまかし
で
やれてきた
あらゆることが、
溶けていく。
空虚なものは
空虚であるという
その
本来の姿を
晒しながら。
中身のないものが
溶けていく。
自らを
保てずに。
ハリボテが
ハリボテであるが
故に
内側から
崩れていく。
崩れては
一瞬で無となる。
やはりそれも
側からみれば
溶けている
ようだ。
生き方の
問題だ。
すべて。
一瞬一瞬に
一つ一つに
魂を込めて
生きているか
どうか。
その長年の
積み重ねが
今ここから
あらわに
なる。
ある意味
恐ろしい時代
だが、
ちゃんとやって
きた者にとっては、
これほど
生きやすい
行きやすい
時代はない。
本質の
時代。
見せかけの
時代からの
脱皮。
ちゃんとやってきた
人達は、
ここからこそ
より丁寧に。
これまでの
誠実さのままに。
これまでの
真剣さのままに。
これまでの
やさしさの
ままに。
つづく