天と地を
結ぶ軸があり、
その中に
私がいる。
世界の軸の
中に
この身を
委ねている。
そんな感覚に
初めて
見舞われたのは、
もう随分前の
ことだ。
20年、・・・までは
行かないだろうが。
それを
実感したのは、
まさに
研修の真っ最中。
それは、
多くの皆さんの
前に立ち、
逃げ場のない
状態の中で、
皆さんの人生に
大きく影響を与える
話をしなければ
ならない、
という
今、思えば
当時の私が
よく耐えられたな
と感じる
シチュエーションだった
・・・からこそだろう。
追い詰められた
状態で
それでも自分の
最大以上の力を
出さねばならない時、
一種の開き直り
のようなことが
起きる。
いわゆる
踏ん切りがつく、
とか
覚悟を決める、
とか。
そういった
ことだろうが、
そんな時にこそ
私は
天地に繋がる
軸を
感じ取ることができた。
その感覚こそが
私を
救ってくれたのだと
思う。
でなければ、
私はとうの昔に、
体を壊し
倒れていただろう。
この仕事を
こんなにも長い間、
続けることは
できなかっただろう。
まぁ実際、
半分、体を壊して
しまった時期は
あったのだけど。
世界に
軸はあり、
それは
「摂理」とも
言えるもので、
それを普段から
感じ続けることが
できれば、
私達はもっと
楽に
生きることができる。
もっと
調和して
生きることができる。
世界に
軸はあり、
私達は一人ひとり
誰もが
その軸を
自分の軸として
持ち備えて
いる。
つづく