掬いようがない

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自ら地面に
穴を掘り、

その中に
入り込み、

苦しい!
出られない!


悶える。

こんな穴に
落ちてしまった
から、
私はもう
進めない!


嘆く。

でも当人は
しっかり
自覚はできていて、

この穴は
自分が
掘ったものだし、

自分から
落ちたものだ、
と、

そういった
選択を
自分でしながら
苦しんでいる、

非常につまらない
生き方を
自分はしている、
と。

そこまで
わかっていながら、
その生き方を
変えることが
できない。

それが私の
宿命だと、
変な風に
開き直る。

これを一生
続けるのだ、
私は、


うそぶく。

そうしながらも
そんな
アホなことを
している自分を

誰よりも
自分自身が
ずっと
責め続けている。

宇宙全体から
してみれば、
それは
些細なお遊びに
過ぎないだろう。

しかし、

人は
宇宙そのもの
でもある。

内と外は
同じ。

内と外の
境目が

“人”

である。

だからもう、
そんなアホな
ことを
し続けている

余裕はない。

それに、
そういった人達を
側から
掬い出そう
とする

時間も
エネルギーも

もはや
なくなってしまった。

私自身が
邁進しなければ
ならない。

でないと、
間に合わない。

だからもう
“コーチ”でいられる
時間は、

ここからは
極度に
減るだろう。

自分で掘った
穴ボコだ。

充分に
手加減も
しているだろう。

出ようと思えば
いつでも
出られるだろう。

もう、
自らの意志で
出てほしいな。

私は
先に行くよ。

つづく

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