憧れだったよ

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私の大好きな
あの人が
亡くなった。

私にとっては
憧れで
あり、

ファミリーでも
あり、

ある種の
師匠でもあり。

この世に
存在がある
という
そのことだけで、

私には
励みになった。

でももう、
いないんだな。

心には
ポッカリ
空虚があるよ。

でもやはり
ずっと
一緒にいるよ。

言葉にならない
語りかけ。

言葉にならない
キャッチボール。

ツーン、
トツ、トツ、
と。

私を
慰めてくれて
いるのか。

寂しいな。

しかし
こう言うと変だけど、
悲しみは
ないんだ。

それよりも
一種の
祝福感のような
ものがある。

あなたとの
繋がりだ。

ツーン、
トツ、トツ、
と。

耳の奥に
響くよ。

胸の内まで
伝わるよ。

あなたも
悲しんでは
いないようだ。

それは
何より。

ただ、
言葉のやりとりをね。

実際の声を
使ってね。

身近でね。

どんな会話に
なるか。

ここからの
私とさ。

ここからの
私だからこそさ。

ここからの
あなただからこそさ。

してみたかった
な。

同じものを
目指していた。

同じ目的で
生きていた。

まったく異なる
人生だった
けどね。

少なくとも
私は
あなたを見つめて
いた。

目の前にね。

常に
ね。

夢の中では
話をしてみよう。

それくらいは
いいだろ。

つづく

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