崩壊、の前で立ちすくんでいる人へ

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これまで何十年もかけて

培ってきたもの、

育んできたもの、

継続してきたもの、

などが、

一気に崩壊してしまう。

 

音を立てて、

崩れ落ちてしまう。

 

そんな人生展開や

組織展開をしている人が

今、急激に増えています。

 

「ずっとここにあったもの」

が、

なくなる。

 

「ここにあるのが当然なもの」

が、

なくなる。

 

その、

茫然と自失。

 

その後にやってくる

絶望。

 

虚無感。

 

それらの大きさは

到底、耐えられる気が

しません。

 

これまでずっと

がんばってきたことは

いったい何だったのだ?

 

自分はいったい

何のためにここまで

きたのだろうか?

 

自分がここにいる

意味も

意義も

すべてが白紙になり、

生きることへの

気力が

なくなります。

 

そのように、

自分という人間が

耐えられる範疇を

逸脱してしまっている展開に、

我を失っている人が

増えています。

 

それでも

さらにがんばって

踏ん張ろう、

立ち続けよう、と

するのですが、

足元の地面そのものが

崩れ落ちていく感覚で、

踏ん張るどころの

騒ぎではありません。

 

その人にとっては

すべての崩壊に等しく、

かつ、

自己崩壊に

等しいものです。

 

肉体だけでなく、

魂さえもが

死んでしまう感覚。

 

崩壊の現実の前で

そのように

自分のすべてが崩壊してしまう

感覚の中にいる人が

増えています。

 

崩壊の波。

 

これが、

今の世の中に流れる

潮流の一つです。

 

その潮流に

呑み込まれそうになった

場合、

まずはぜひ

していただきたいことが

あります。

 

それは、

「現実の崩壊」

「自分の心や魂の崩壊」

区別をつけること

です。

 

今、目の前にある

その現実は、

過去の自分のとってきた

様々な選択や行動の

「結果」です。

 

つまりは、

「過去の原因」による

「結果」が、

今、目の前に現れている

ということです。

 

今、目の前にありますが

それは

過去にすでに創られたもの

ということです。

 

その現実は

過去のもの。

 

そして、

その結果を見つめている

今のあなたのその心と魂は

今のもの、

です。

 

過去のものを

今のもので

見つめています。

 

その、

過去のものと

今のものを

区別してください。

 

一度、完全に

切り離してください。

 

分離

させてください。

 

「現実」が崩壊したからと言って、

今ここにあるあなたの

心や魂までもが

崩壊する必要は

まったく

ないのです。

 

その分離が

しっかりできたら、

今度は、

今の自分の心と魂そのものに

だけ

意識を向けてみて

ください。

 

まずは、

心へ。

 

恐らく、心は

目の前の「現実」を見て

相当のショックを受け、

取り乱しているでしょう。

 

目の前の「現実」と

同じように、

崩壊しようとしているかも

しれません。

 

でも、

安心してください。

 

それが、

心というものです。

 

現実からのショックを

そのまま受け取るのが

心であり、

現実による反応を起こすのが

心です。

 

反応本音の集合体、

それが心です。

 

ですから

取り乱すのが

普通です。

 

その普通の現象としての

心をそのまま

観察してください。

 

あぁ、ただ、

取り乱しているだけだな

と、

わかるはずです。

 

それでOK。

 

次に、

魂へ

意識を向けます。

 

魂だけに

意識を向けます。

 

あなたの魂は今、

光を放っていますか?

それとも

光を失おうと

していますか?

 

心ではありません。

魂です。

魂だけに

意識を向けます。

 

輝いているでしょ?

 

わかります?

 

なぜなら今、

あなたは

甚大なる「崩壊」と

しっかりと向かい合っている

からです。

 

崩壊に対して

目を瞑ってしまえば、

それは現実逃避です。

 

現実逃避に入った

その瞬間から、

私達の魂は

光を失います。

 

しかし、

どれだけ厳しい現実が

あろうとも、

その現実と向かい合う

その姿勢がある限り、

魂は強い光を

放ち続けます。

 

そしてその光が

ある限り、

私達人間は

大丈夫です。

 

その光を見つめ、

その光に

癒されてください。

 

それは

自分自身の光です。

 

命の光です。

 

それを見つめ続ければ、

ある瞬間に、

次の一歩がわかるはずです。

 

このような激しい崩壊の中でも

次に自分が何をすればよいか?

が観えるはずです。

 

それが観えるまでは

じっとしていればよいです。

 

その代わり、

観えたらその通りに

動きましょう。

 

それが新たな

道となります。

 

たった一歩でも道を創れば

その道は続きます。

 

そしてある時に

必ずわかります。

 

あぁそれは、

自分にとって必要な

崩壊だったのだな、と。

 

今は

無理にわかる必要は

ありませんし、

無理にわかっては

ダメです。

 

余裕もゆとりもなくて

よいです。

そのままで。

 

ただ、

・現実と

・心と

・魂の

区別をつけましょう。

 

最後に私達を

救い、

導いてくれるのは

私達自身の魂の意志です。

 

それこそが、

真本音です。

 

つづく

 

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