どこまで来て、これから・・・

LINEで送る
Pocket

液体の中に
入る。

プカプカと
浮かんで、

自然に
沈んでいく。

底の方に
沈み、
そのまま
動かずに
じっとしている。

癒される。

全身に
こびりついた
何かが、

だんだんと
剥がれていく。

ペリッと
一つが
剥がれるたびに、
その部分が
軽くなる。

徐々に
全身が
楽になる。

すると、

急に
底が割れる。

さらに
深いところに
沈んでいく。

もう
光は届かない。

漆黒の闇。

でもむしろ
その方が
さらに
癒される。

自分と
液体、

自分と
闇との

区別が
つかない。

ということは
自分
という存在が
もう
感じられない。

そうなって
初めて
癒されるものが
ある。

その癒しを
私は
ここしばらく
ずっと
求めていた気がする。

私は
私であることに
疲れたのか?

いや、

人であることに
疲れたのか?

いや、

疲れたわけでは
ない。
ただ、
「本来」を
思い出したかった
だけだ。
感覚として。

本来の
感覚。

人としての
始まりの
感覚。

私達誰もが
持っているが
忘れてしまって
いる。

忘れているが、
いつも
それと共に
ある。

忘れたものは
思い出せば
いい。

思い出せば
我に返れる。

我に返れば、
きっと
観える。

次に私は
何をすれば
よいか?

私は今、
どこまで
来れたのか?

私は自分の
何を
変えようと
しているのか?

シンプルに
わかれば、

シンプルに
進むだけさ。

つづく

コメントを残す

*