無限チームか

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実に
たくさんの
人達の
気配だ。

広い大地に
延々と
広がる
人波。

それらの
無数の人達が
一点を、

私だけを、

凝視
している。

情熱、
というよりも
熱情、
をはらんだ
その
眼差し達。

それらに
応えるのは
実に
億劫だ。

できれば
誰かに
やってもらいたい。

が、
やると決めた
私が
ここにいる。

彼らは
私の力に
なってくれる。

それは
わかっているが、

実際に
行なうのは
私自身なのだ、

誰か
責任を
とってくれるのか?

いや、
責任をとるのは
私だけだ。

この、

圧倒的
なのに

孤独な
感じ。

孤独
なのに、

圧倒的な
後押し。

もはや
自分のみの
意志では
ない。

わかっている。

すべてを
呑んで
やるしかない。

大声を
張り上げながら、

進んだよ。

呼応する
ように、
皆も
大声で応える。

無限に
広がる
チーム。

ここには
いないのに

ここに
いる。

もう
迷いは
捨てたよ。

つづく

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