最近、
というか、
ここ数年のことであるが、
「詩」
に興味を持っている。
自分が書く
というよりも、
読む、ことに。
詩人と呼ばれる
人達は
非常にたくさん
いらっしゃるので、
私はその一部しか
存じ上げていないが、
私が出会った
詩人の詩を読むと、
詩というのは
奥が深いなぁ、と
思う。
普通に話せば
何十、何百という
言葉を重ねるところを、
たった一言
で、
表そうとする。
一つ一つの
言葉の選び方が
尋常ではない。
とはいえ、
全ての詩人が
そういうわけでは
ない。
詩には、
書いている人の
真本音度合いが
そのまま
反映される。
そして
面白いことに、
ある一定以上に高い
真本音度合いの人の
書く詩は、
それを読むと
一つ一つ
一行一行の
文字の向こうから
実在が
浮かび上がって
くるのだ。
私の場合は
イメージや映像として
それが
浮かび上がる
ので、
そこに
書かれている
言葉と、
そこから浮かび上がる
実在のイメージを
その両方を
同時に
味わっている。
これがまた
実に楽しい。
だから、
詩に書かれている
言葉の意味が
全くわからなくとも、
実在のイメージは
浮かび上がるので、
それは実に
シンプルなものが
多く、
あーなるほど
そういうことか!
と
スッキリもする。
恐らくその
詩人の方達は、
実在を
感じながら
それを彼らなりの
言葉に
表しているのだろう。
小説とか
散文とかでは
こうはいかない。
詩の特徴
だと思う。
言葉というのは
実に
面白いものだね。
つづく