愚かな人を止めるか?

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この人は
なんで
こんな愚かな
ことを
するのだろう?

側から観れば
すぐに
わかるのだが、

そういう私
だって、
ずっと愚かさを
続けてきた
ではないか。

しかし、
愚かさを
わかっていて、
それを止めない、
というのは
もっと
愚かではないか?

だがそれは
本人の
問題だ。
他者が
口出しすべき
ではない。

それは
上から目線
だな。
いつから
お前は
そんなに
偉くなったんだ?

最初からだ。
最初から、
上から目線で
いくと、
決めていた
ではないか。

決めてないよ、
そんなこと。

いーや、
決めていた。

・・・・・・

やめろよ、
そんなこと!

と、
思わずダイレクトに
伝えて
しまった。

逆効果
だった。

やつは
さっき以上に
反発し、
勢い込んで
去ってしまった。

ほらみろ。

だから
言わんこっちゃ
ない。

正直にそのまま
伝えること
だけが、
善じゃない。

お前は
無責任なことを
したのだぞ。

・・・・・・

人よりよく
わかるなら、

人よりよく
わかるという
事実を
受け入れよ。

無理に
目線を合わせる
ことこそ、
傲慢ではないか?

しっかり
踏ん張って
誠心誠意、
上から目線で
いけ。

しかし
私は、
上から目線が
嫌いなんだ。

嫌いなものは
嫌いなんだ。

好き嫌いで
判断するな。

それは
どこまで行っても
自分目線だ。

相手だけを
見よ。
観よ。

そうすれば
わかるだろう。

どう
接すれば
良いか?が。

自ずと、な。

・・・・・・

大地に
ドサっと
寝転び、

大の字に
なって、

大きく
息を吸う。

青空を
抱くように。

新鮮な空気が
胸一杯に
なったところで、

すべて
吐き出す。

私の中は
空っぽと
なる。

空っぽに
なれば、
すぐにわかる。

また不毛な
自己対話を
してしまったな。

どっちでも
いいじゃないか。

どうでも
いいじゃないか。

私は私を、
ただ
その場に
預けるだけだ。

つづく

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