私達の心は
「現実」によって
翻弄されます。
翻弄されないように
生きていこうと
どれだけ思っても、
翻弄されてしまいます。
なぜなら
私達の心は
「現実」によって
反応するように
もともと
できているからです。
それが、
私達の心の仕組み
だからです。
この、
反応・翻弄されるように
できている心を
『反応本音』
と言います。
反応本音は
常に揺れ動いています。
しかし
だからこそ、
喜びを感じたり
幸せを感じたり
することもできます。
心の揺れ動きを
きちんと感じ取れるのは
健康である証です。
「たけうちさん、
私はこんな辛い目に
遭いました。
もう会社を辞めようと
思ってしまいました。
私は大丈夫でしょうか?」
「会社を辞めたいと
思ったのでしょ?
ちゃんと心が
揺れ動いているじゃ
ないですか。
健康的ですね。」
いつも私は
このようなやり取りを
しています。
「現実」に対して
きちんと翻弄されている内は
大丈夫です。
それが
麻痺するようになることこそ
私が最も深刻だと
思う事態です。
・・・・・・
「私には
怖いものはありません」
と言われる人と、
これまで私は
数多く出会ってきました。
実は、
昔の私も
そう思っていた時期が
あります。
ですから
よくわかるのです。
これは不健康だな、
と。
怖いものが
ないはずがありません。
もし本当に
「怖いものがない」
と思うのであれば、
それは、
心にフタをしている
ということです。
そして、
心の麻痺が
始まっているという
ことです。
もしくは、
単なる自己顕示かな。
私はこんなに
凄い人間だ、という
自己顕示欲が
怖さを麻痺させることが
あります。
いずれにしても、
普通の状態では
ありません。
・・・・・・
翻弄されるように
できている心が
「反応本音」であるならば、
どのような「現実」に
対しても
揺らぐことのないもの、
・・・それは、心というよりも
魂と言った方が良いですが、
それを私は
『真本音』
と呼んでいます。
真本音度合いが高まる
ということは、
真本音の意思に基づいて
動く度合いが高まる
ということですが、
それが高まることで
私達は
揺るがない自分
安定した自分
になれます。
しかしそれは決して
怖さがなくなる
ということではありません。
むしろ、
真本音度合いが高まるほどに
怖さに敏感になります。
怖いものは
怖い、
と素直に感知できるように
なります。
もう少し言葉を変えれば、
あらゆる反応本音を
素直に感じ取ることが
できるようになります。
しかし、
どれだけ怖さを感じても、
どれだけ反応本音を
感じても、
それは感じているだけ。
それにより
次の一歩が揺らぐことは
ありません。
一方、
幸せについても
かなり敏感に感じることが
できるようになります。
これまで感じなかった
ちょっとしたことに
深い喜びを得たり、
人としての
嬉しさを覚えたり。
嬉しさも
悲しさも
怒りも
怖さも
あらゆることを
あるがままに
そのままに
感じ取る感性が
豊かになります。
でも、
それによって
不安定になることは
ありません。
あらゆることを
感じながらも、
自分が決めた一歩を
ずっと
出し続けることが
できるのです。
それが、
真本音で生きる
ということです。
それが、
人としての喜びを
最大化する
原則です。
・・・・・・
セルフコーチングとは
本来、
真本音度合いを高める
ものでなければ
意味はありません。
つまり、
人としての喜びを
増やす方向に
行くためのものです。
「人生」とは
翻弄されるもの。
「現実」とは
翻弄されるもの。
でも、
だからこそ
面白い。
そのように
無理なく自然に
感じ取れるようになる。
それが
セルフコーチングの
本質です。
その本質に基づいた
セルフコーチングの手法を
これから私は
意図的に様々な形で
世の中にご紹介させて
いただこうと思っています。
もちろんこのブログも
そうですし、
メルマガも
始めようかな、と
思っています。
セルフコーチングの
講座やセミナーも
やってみようかな、とも。
まだ企画段階ですが、
これまでにないものを
生み出せる予感が
あります。
楽しみにしていて
くださいね。
つづく