人は内側から変わってゆく

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かつての伝説的な

ボクシングの世界王者

モハメド・アリの

ファイトスタイルは、

 

「蝶のように舞い、

蜂のように刺す」

 

と形容されていました。

 

最近、よく思うのです。

私も似たような

スタイルかな、と。

 

もちろん私は

人と闘っているわけでは

ありません。

 

でも、

日常茶飯事に

思うことがあります。

 

「この人は

難攻不落だな」

と。

 

つまり、

「この人はもう

絶対に変わらないのでは

ないかな」

という印象です。

 

ここで言う

「変わらない」

というのはもちろん、

「本来のその人には

戻れそうもないなぁ」

という意味です。

 

無理に別人格に

変えようとしているのではなく、

その人が

自らの真本音に素直に

生きる状態に戻す

ということが

ほぼ不可能に近いなぁ

と思ってしまう、

という意味です。

 

でも先程も

書きました通り、

そういった「難攻不落さ」を

感じるのは

日常茶飯事です。

 

じゃあその

難攻不落な人を

どう変えるのか?

 

その人を変えるのが

私の仕事ですし、

そういった成果を

出さねば、

私はプロとして

評価されないわけですから

何としてでもそれを

成さねばなりません。

 

もちろん

私が評価されるために

ということよりも、

その人が変わらないと

その会社そのものが

ダメになってしまう、

という切実な理由の方が

圧倒的に大きく、

 

「彼が変わってくれれば、

我社は本当に

素晴らしくなるのに」

 

という

切実な想いは、

どこの会社にも

必ずあります。

 

しかしご承知の通り、

「人が人を変える」

なんてことは

傲慢の極みです。

 

それができている

と勘違いしている人も

いますが、

それは本当に

勘違いです。

 

人は、

自らが変わろうと

本気で思わない限り

決して

変わりません。

 

もちろん、

表面的に変わった

ふりをしていたり、

変わったつもりに

なっているケースは

ありますけどね。

 

人は、

自らを

変えていく。

 

自らを

変えようとしなければ、

変わらない。

 

つまり、

人は

外側から変えることは

不可能で、

内側から

変わることしか

できません。

 

その

「内側から変える」

のが

私の役割です。

 

その視点で

みたときに、

「あぁこの人は難攻不落だ」

と思うのです。

 

そういう人が

いっぱいいます。

 

で、

結果として私が

やっている最も有効な

手段が、

「蝶のように舞い、

蜂のように刺す」

ではないか、と。

 

つまり、

ここぞ!という瞬間に

ジャブを打つのです。

 

もちろん

闘っているわけでは

ありませんので、

表現を変えれば、

「刺激を入れる」

のです。

 

「刺激」とはもちろん、

パンチを放つわけでは

ありません。

 

その人にとっての

「刺激」となる

「一言」

をお伝えするのです。

 

それは、

「問い」であったり

「メッセージ」であったり

します。

 

しかもそれを

「ここぞ!」という

絶妙のタイミングで

しなければなりません。

 

一瞬でも

タイミングを外すと

まったく効果がないどころか、

逆に反撃をくらいます。

 

では、

そのタイミングや

「一言」は

どうすれば見出せるのか?

 

それは、

その人の「真本音」が

すべてを教えてくれます。

 

その人の「真本音」を

キャッチすることが

できれば、

ある意味、簡単に

わかります。

 

あとは、

その人の真本音が

望むタイミングで

望む一言を

お伝えするだけです。

 

ですから

よく私がするのは、

「たった一言を伝える」

ためだけに、

その人に会いに行く

ということです。

 

しかもそのタイミングが

例えば

「一週間後の何時くらい」

というように

わかることもあります。

 

するとそこにアポを入れ、

会いに行き、

実際に向き合い、

本当に今のこのタイミングと

その「一言」で良いのか?を

その場で確認し、

「OK」であれば

それを伝える、

ということをします。

 

そしてすぐに

去って行きます。笑

 

一つの刺激を入れたら、

すぐに去る。

 

こんな

ファイトスタイルです。

 

ファイトしているわけでは

ありませんが。

 

そうすると、

その「刺激」は

その人の真本音が

望んでいたものですから、

その人は

その「刺激」がきっかけで

真本音度合いが高まり、

「内側からの変化」

が始まります。

 

これを繰り返すことで、

難攻不落だと思っていた人が

思わぬ変化を

見せたりします。

 

で、私はこういう時に

いつもとてつもなく

感動します。

 

私がやっていることは

単に、

「刺激」を入れるだけ

なのです。

 

あとは勝手に

その人が自らの力で

進めます。

 

たったあれだけの刺激で

この人は

こんなにもがんばる人

だったんだ!

という感動です。

 

やっぱ、

人って大したもんだな、

という感動ですね。

 

・・・・・・

 

私のこういったサポート力は

いつも言うことですが、

私特有の力では

ありません。

 

私達人間が

本来持っている

コミュニケーションの力を

ただ「普通に」

活用しているだけのこと

です。

 

本当はすべての人が

こういった力を

活用できるようになると

いいな、と

思いますが、

まずは、

こういったことのできる

コーチが増えるといいなと

思っています。

 

そのために、

そろそろ来月辺りから

新たな動きを

取ろうかと準備しています。

 

昨日の記事の続きは

明日書こうかな。

 

つづく

 

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