反応の一歩ではなく、毅然の一歩を

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どんなに混沌とした

現実の中でも、

次の一歩

次の一歩

を一つずつ、

真本音で踏み出し続ければ、

必ず道は

開かれて行きます。

 

そしていつの間にか、

あれだけ混沌と混乱を

感じていた物事が

実は極めてシンプルな

原因の反映だったことが

わかるようになります。

 

シンプルな原因とは

これまた逆に

シンプルが故に

解決の難易度が

高く感じられますが、

しかし毅然とその原因に

向き合い続けることが

また大切です。

 

毅然と向き合い、

そして

次の一歩を

真本音で決める。

 

その連続で

道は開かれて

行きます。

 

そして気がつけば、

あれ?

何が問題だったっけ?

と、

知らぬ間にその問題を

くぐり抜け、

いつの間にか次の課題に

取り組んでいた

ということも少なくありません。

 

複雑な問題を

より複雑にさせてしまうのは、

目の前に現実に

揺らされてしまった

反応としての

次の一歩です。

 

要するに、

反応本音による

一歩です。

 

それは次の新たな

反応を呼び起こします。

 

反応に反応し、

また次の反応を起こし、

また反応する。

 

反応のループ。

 

それにどっぷりと

浸かってしまうと、

いつまで経っても

出てこれません。

 

下手をすると、

そのループの中に

いるままで、

人生を終えてしまうことも

あります。

 

反応のループから

抜け出ること。

 

抜け出るには

抜け道をしっかり

見つける必要はなく、

反応に踊らされない

毅然とした一歩を

踏み出すこと。

 

次の一歩が

わかればよいのです。

 

それが

真本音の一歩であり、

それを続ければ、

だんだんと

遠くを見通せるように

なります。

 

そのためには、

自らの真本音の意思を

自らが

理解できること。

 

自覚できること。

 

それが

セルフコーチングの

重要な目的の

一つです。

 

・・・・・・

 

では、

 

『セルフコーチングを使った

良い後悔の仕方』

 

の続きをいきましょう。

 

後悔の念としっかり

向き合った上で、

今度は

真本音との対話に

入りました。

 

真本音の場所を特定し、

その声を聴くという

ところです。

(→【あなたの中心核はどこだろう?】)

 

「ここまでの

私と、私の後悔の念との

対話を聴いていて、

どんなことを思った?」

 

そんな問いを

真本音に投げ、

その答えが返ってきたら、

次の問いを投げます。

 

それは、

 

「君が願っていることは

何だろう?」

 

です。

 

「君」というのはもちろん、

真本音のことです。

 

真本音とは

自分自身ですが、

やはりここでも

まるで他人のように

会話をするのがポイントです。

 

ここで言う

「願っていること」というのは、

後悔したその出来事について

願っていること、

という意味です。

 

例えば、

Aさんとのやりとりで

後悔するような一言を言い、

Aさんとの関係が

崩れてしまった、

とします。

 

その後悔の出来事について、

自分の真本音は

何を願っているか?

ということです。

 

例えば、

 

「Aさんとの関係を

何としてでも改善したい」

 

とか、

 

「Aさんとの関係が改善するか

どうかは別として、

あの一言については

きちんと謝罪したい」

 

とか。

 

そういった、

今後の自分の行動に関する

方向性や

具体的な行動が

答えとして返ってくることが

多いと思います。

 

それは、

本当に会話をしているかの

ように、

「声」として返ってくることも

ありますし、

答えが自然に心の中心核から

浮上してくることも

あります。

 

私の場合、

時と場合で両方あるのですが、

答えが浮上してくる時の感覚は

何とも言えない

いい感覚です。

 

その感覚を表現すれば、

一番近い言葉は

 

「思い出す」

 

でしょうか。

 

まるで忘れていたことを

思い出すかのような感覚で

答えが浮かび上がってきます。

 

あぁそうか、

確かにそうだった、と

合点がいくかのような

感覚で、

その答えに一切の

迷いはありません。

 

それを私は

「直観」

とも呼んでいます。

 

直観とは要するに

真本音からの答え

なのです。

 

しかし慣れないうちは、

すぐに真本音の答えを

キャッチできないかも

しれません。

 

その場合は、

何度も問いを自分に投げ、

答えを待つ、

ということが基本ですが、

もう一つお勧めの方法を

お伝えします。

 

それは、

あえてもっと根本的な問いを

真本音に投げてみる、

ということです。

 

先程の

「君が願っていることは

何だろう?」

という問いは、

後悔した出来事に関する

願いを訊いていました。

 

しかしもっと

根本的な問いに

変えてみるのです。

 

例えば、

 

「君が人生において

いつも願っていることは

何だろう?」

 

などのように。

 

根本的な問いにする方が

答えは難しそうな印象ですが、

根本的な問いは

答えが抽象的になりやすく、

真本音の場合は

そういった抽象的な答えを

掘り起こす方が

難易度が低くなるのです。

 

根本的な問いを投げ、

たった一つのキーワードで

よいですから

キャッチしようとします。

 

「君が人生において

いつも願っていることは

何だろう?」

 

すると例えば、

 

「楽しさ」

 

というような

キーワードが浮かんだり

します。

 

すると、それを使い、

 

「では今回も、

楽しさを大事にすると、

君は、今回の出来事について

何を願う?」

 

というように問います。

 

すると

「楽しさ」という言葉が

アンテナの役割を果たし、

真本音からの答えを

キャッチしやすくなるのです。

 

この特性を活かし、

私は初めて真本音と対話を

する人については、

「真本音の人生理念出し」

というセッションを

行ないます。

 

「自分はどんな時も

どんな生き方を大事に

したいか?」

 

を真本音に問い、

キーワード化します。

 

それを「人生理念」と

呼ぶのですが、

この人生理念をアンテナにして

常に真本音と

対話をしてもらうように

するのです。

 

真本音との対話で

気をつけていただきたいのは、

真本音と対話をしているつもりで、

実は単に頭の中で

解釈を繰り返しているだけ、

という人がいます。

 

頭の中の思考や解釈と

真本音との対話は

根本的に異なる行為です。

 

この区別がつくように

なることが、

セルフコーチング力を高める

最初の関門です。

 

つづく

 

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