寂しくてしょうがない。
不安でしょうがない。
虚しくてしょうがない。
悲しくてしょうがない。
腹が立ってしょうがない。
悔しくてしょうがない。
・・・これらの心を
埋めるために、
私達は次の行動を決定
してしまうことがあります。
ところがそれをした場合、
もっと寂しくなります。
もっと不安になります。
もっと虚しくなります。
もっと悲しくなります。
もっと腹が立ちます。
もっと悔しくなります。
何かを満たすために
何かをする。
それをしているうちは
決して
そこから抜け出ることは
できません。
・・・・・・
満たされないものを
満たしたい。
この心は
「反応本音」
です。
つまり、
外からの影響
その時の状況によって
その反応として
生み出される心。
反応本音の願いとは、
満たされないものを
満たしたい
というもの。
それは人として
大事なことではありますが、
しかし残念ながら、
満たされないものを
満たそうとすればするほど、
その「枯渇感」は
ますます増長します。
「私はもっと
幸せになりたい!」
という気持ち自体は
尊いです。
しかし、
それは今、
幸せではないから
幸せというものを
満たしたい
というところから
発せられています。
それがいけない
というわけではありません。
しかし、
満たしたいものを
満たすためだけに
動いたとしたら、
さらにその「枯渇感」は
増してしまうのです。
それが
自然の摂理として
この世の中で
機能している法則です。
人間は
反応本音があるかこそ
人間です。
でも、
反応本音に対して
反応的に動いても
何も生まないのです。
・・・・・・
反応本音を否定する
必要はありません。
それが
あるがままに
そのままに
受け入れましょう。
その上で、
すべてを受け入れ
すべてを感じ取った上で
「真本音」に
戻るのです。
真本音とは
自らの原点。
どのような状態、
どのような状況に
なっても
変わることのない
原点です。
こんな状況だから
こうした、
ではなく、
どんな状況でも
原点に
帰るのです。
そして、
原点から
すべての判断をします。
自分の
行動を決定します。
すると、
真本音と反応本音が
結びつきます。
真本音と反応本音は
敵対するものでは
ありません。
共に
コラボ(協業)するために
存在しています。
真本音という原点を
常に大切にすることで
そのコラボは
実現します。
満たされないものを
満たしたい、
という心をそのまま
受け取り、
原点に戻るのです。
すると、
それらの反応本音も
すべて大切にしながら、
私達は
自身の真本音の次の一歩を
見出すことができます。
真本音と
結びついた反応本音は
強いです。
それは
道を拓きます。
真本音と反応本音の
コラボレーション。
これを
創り出すのが
セルフコーチングの
本質です。
つづく